市民参加型のミュージカルとして2013年に誕生した「なかはらミュージカル」の第7回公演が3月9、10日に中原市民館で行われた=写真。午前午後の全4回で延べ1200人の観客が訪れた。
今作は「GREIFEN〜グライフェン〜」と題し、約100年前に多摩川の氾濫に悩んでいた現在の中原区で実際に起きた多摩川築堤に向けた住民運動「アミガサ事件」の物語。小学1年から60代まで70人超の区民キャストが、緊迫のシーンや笑いを交えた場面などを堂々演じた。
同ミュージカルは前回まで行政の支援を受け運営してきたが、今回から市民の自主事業に。同実行委員長の秋田律子さんは「自主事業となり、稽古場の確保や小道具の保管場所などに苦労し、チケットの価格設定にも悩んだが、地域の皆様のご協力で無事公演を終えることができた」と振り返った。
4月3日から写真展
また、今公演の写真展「あの感動をもう一度2019」が4月3日(水)から21日(日)まで、コスギサードアベニューラボCAFE(中原区小杉町3の426)で行われる。同委員会では「昨年8月から頑張ってきた今回の公演の感動をお伝えできれば」と話している。なお、観覧無料だが飲食の注文が必要。