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中原区版 公開:2020年7月10日 エリアトップへ

中原区を歩く 中原街道、石仏の言われ

文化

公開:2020年7月10日

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油屋の庚申塔
油屋の庚申塔

 緊急事態宣言が明けて約1カ月。3密に気を付けながら、区内の魅力を再発見しては。このコーナーでは、区内の散歩スポットを紹介します。

♢ ♢ ♢

 中原街道を歩いていると、あちこちに地蔵や石碑が建てられているのを確認できる。細道や用水支流と交わっていたところに目立つという。

 小杉のカギ道を少し脇に入った場所には「庚申塔」が祀られている。油屋という屋号の家の角にあることから、「油屋の庚申様」として古くから親しまれていた。石仏の足元には、「見ざる・聞かざる・言わざる」が彫られているのが分かる。昔は人の体内にいる虫が60日ごとに廻ってくる庚申の日に、天の神に人の悪口を伝えにいくと信じられていた。そこで、町の人々は虫が天に行かないよう一晩中祭りをしたり、三猿を祀って人の悪いところを見せないようにしていたという。

 神地にあるのは「地蔵尊」。かつて、横には二ヶ領用水が流れており、「井田堀」として親しまれていたという。建立の目的は、「用水に落ちて亡くなった子の供養のため」「街道で行き倒れた旅人のため」など様々な言い伝えが残っている。終戦後は延命地蔵として親しまれてきたという。付近にもいくつかの石像が残っている。

(参考:羽田猛『中原街道と武蔵小杉〜写真で綴る周辺の今昔〜』、川崎市文化財団「川崎歴史ガイド中原街道ルート」)
 

神地の地蔵尊
神地の地蔵尊

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