中本さんの説明を熱心に聞き入る児童ら
西丸子小学校で９月23日、俳優の中本賢さんが環境に関する授業を行った。４年生の児童67人が参加し、多摩川や自然環境について独自に調査を続けている中本さんの話に耳を傾けた。
中本さんは同小が毎年行っている水辺の体験学習「がさがさ探検」に協力している多摩川クラブの代表。今年は新型コロナウイルスの影響でがさがさ探検が中止となったため、多摩川クラブ中原（内藤隆代表）が多摩川に生息するギンブナやヨシノボリなど10匹以上の生き物を、児童にプレゼント。教室で飼育することを勧めた。
中本さんはスライドでゴミや染料により変色した世界各地の川を紹介。続けて、驚く児童に50年前の汚れた多摩川の映像を見せ、現在の多摩川がいかに浄化され、生き物が還ってきたかを説明。川だけでなく海、山、空と人がつながっていることを理解して暮らすことの大切さを伝えた。
授業を受けた古林想梧くん（10）は「多摩川が昔汚かったことにびっくりした。外国では今でも汚いところもあると知って、日本は幸せだと思った。多摩川に入ったことがないので遊んでみたい」と話した。
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