障害の概念ない社会へ ダンウェイ株式会社(新城)
障害者の「その人なりの自立」に向けた支援を行うダンウェイ(株)。高橋陽子社長は重度の障害がある息子を育てる中で、長年改善されない障害者の雇用率の低さや低賃金といった社会的課題に直面。「待っていて崖っぷちなら、自ら改善に向けて取り組もう」と2011年に同社を設立し、就労移行や継続を支援する場としてスタートした。
高橋社長がSDGsに出合ったのは、2016年。「誰一人取り残さない」という目標が事業と合致することを感じた。「個人の障害と社会の要因が重なり、障害者は生きづらくなっている。社会が変われば障害という概念はなくなる。SDGsの行動目標を実行し、実現したい」と話す。そうしたビジョンの第一歩として、障害者の能力をチャートとして可視化し、効果的な個別トレーニングに繋げるためのサービスを7月から提供。就労先との関係を円滑にする手助けとなる。高橋社長は「誰にでも得意不得意はあり、可視化すれば障害のある人もない人も変わらないはず。『人は多様』。いろんな人がいて成り立つ社会だと知ってもらうために、今後も活動します」と話す。
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