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中原区 教育

公開日:2023.09.15

幸高校
「生きる力」について学ぶ
3年生、飲食店主を講師に

  • 登壇し意見を交わす生徒ら

 幸高校(幸区)で9月5日、3年生116人が参加し「生きる力」をテーマにした講演会が行われた。講師として中原区内で飲食店・天然素材蔵を営む瀧永聡さん(54)が登壇。

 子母口小(高津区)時代は平均的な児童だった瀧永さんが、回転すしチェーンで働いた経験を中心に人生における生きる力を訴えた。代表して10人の生徒が檀上で意見交換を実施。同じ事柄でも見る側によって答えが変わるという課題では、コップに半分注いだジュースを人にあげてどう感じるかを実験。ある生徒は「半分でもうれしい」と言い、別の生徒は「半分しかくれないのか」と感想を口にした。瀧永さんは「生徒たちの積極性や核心をついた質問に緊張感を持ってやり切れた」と話した。

きっかけは生徒から

 講演のきっかけは生徒らが取り組む課題研究。昨年12月、海外に向けて川崎市の魅力発信するため、新たなコンテンツを探し、市職員らにプレゼンした。高評価を得たのが瀧永さんが開発したノンアルコール飲料。「市の水を使い、売上の一部を地域貢献活動に充てている」と紹介した。

 講演後の話し合いで、授業の一環として生徒らと新商品開発することについても合意。市制100周年のイベントで新商品を提供し、売上を地元の施設に寄付する方向で進めて行くという。

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