神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2024年4月19日 エリアトップへ

能登半島地震復興ソング 仲間と歌いつなぐエール 市長や市議も「個人」で参加

文化

公開:2024年4月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
多様な立場の人々が企画に賛同し、歌声をつないだ。右1列目の上から2番目が山田さん
多様な立場の人々が企画に賛同し、歌声をつないだ。右1列目の上から2番目が山田さん

 能登半島地震の被災地にエールと寄付を届けようと、川崎市内で活躍する50数人による「Kawasaki All Stars」が4月1日、復興支援ソングをリリースした。曲名は『あの日のありがとうを、誰かの希望に』。配信サイトで1曲153円で販売し、赤十字を通じて被災地に寄付する。

 もう一度と立ち上がる時まで寄り添い奏でるよ みんなで――。歌詞には、被災地へのエールがちりばめられている。

 復興支援ソングプロジェクトを企画し作詞作曲を手掛けたのは、ラジオドラマ制作などマルチな活躍を続ける音楽クリエーターのナヲキングさんだ。2011年の東日本大震災の際にチャリティーソングを匿名で制作して売り上げを寄付した経験があり、今年の元日に発生した能登半島地震の被害の大きさに、2日には「支援につながるチャリティーソングを作ろう」と考えたという。

思いを届けたい

 このプロジェクトに、かわさきFM内の番組「ぐるっ人川崎」を担当するメンバー10人と、川崎を拠点に活動するスポーツチーム、地域アイドルや高校生バンドなど、50人以上が歌い手として参加した。「肩書とは関係のない個人の立場で」という条件付きで、福田紀彦市長や市議会議員たちも参加している。

 東日本大震災の時はナヲキングさん一人で完結したが、今回は「たくさんの人で歌いつなぐ曲にしよう」と決めていた。その理由を「一人一人の思いを届けられる形にしたかった」と語る。企画を着想し、思いを「ぐるっ人川崎」の仲間たちに共有したところ、「素晴らしい」「参加したい」など共感が広がった。参加者を募集すると、1週間ほどで予想を超える人数が集まった。

 楽曲の制作は、一人一人が割り振られたパートを各自スマホで録音し、メールでナヲキングさんのもとに音源を集約した。完成したのは3月下旬。「こんなに大勢で歌いつなぐ曲を作ったのは初めて。1曲の中に様々な変化があり、思いがけない表情が生まれた」と手ごたえを語る。

 「iTunes Store」など各配信サイトで9月30日まで配信中。問い合わせはメール(nawoking@gmail.com)で。

中原区版のトップニュース最新6

創部86年 県大会で初V

法政二高サッカー部

創部86年 県大会で初V

26年ぶり関東へ

5月16日

「入居拒否」 25%が経験

外国人市民意識実態調査

「入居拒否」 25%が経験

「ネット上の攻撃」不安増

5月16日

0歳から対象に無料開放

「えほんの森」開館

0歳から対象に無料開放

「素敵な本と出合える場に」

5月9日

離職防止へカスハラ窓口

川崎市介護・福祉

離職防止へカスハラ窓口

暴言など迷惑行為受け

5月9日

子ども食堂へ「米」寄贈

市内在住大学生

子ども食堂へ「米」寄贈

CFで資金 復興支援も

5月2日

キリマンジャロに登頂

高津区在住 前田陵太郎さん

キリマンジャロに登頂

アフリカ最高峰に10歳で

5月2日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月16日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook