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公開日:2025.10.17
法政二高硬式野球部
33年ぶり関東大会へ
平松主将「新しい歴史を」
神奈川県高等学校野球秋季大会の準決勝が10月4日、サーティーフォー保土ヶ谷球場で行われ、法政大学第二高校硬式野球部(木月大町)が3対2で立花学園を破り、33年ぶりに関東大会への切符をつかんだ。7日に行われた決勝では横浜に敗れたものの準優勝。神奈川第二代表として関東大会に挑み、1984年以来のセンバツ出場を目指す。
同校は、今夏に行われた県大会で11年ぶりにベスト16まで進んだ。この時から試合に出ていた主将の平松迅選手(2年)、投手の松田早太選手(同)、榑松正悟選手(同)らを中心に新チームが始動。8月中旬から始まった秋季大会の地区予選で、昨年の春季県大会を制した強豪・武相と同組になり、4対11で敗れたものの、2勝1敗で本選へ駒を進めた。
本選では、初戦の2回戦で湘南学院に勝って波に乗ると、続く3回戦で藤沢翔陵を延長タイブレークで破り、4回戦で横浜商大、準々決勝では中原区対決となった市立橘に勝利を収め、準決勝進出を決めた。
勝てば関東大会への出場権を得られる準決勝の相手は、強打の立花学園。この試合をエースの松田選手が相手の強力打線を抑え、3対2で勝利。33年ぶりに関東への切符をつかんだ。続く、決勝では、今春のセンバツ優勝校で、夏の神奈川王者・横浜に0対12で敗れたが、準優勝で神奈川第二代表として関東大会に臨むことになった。
「バランス取れたチーム」
絹田史郎監督は「選手たちが本当によく頑張った。地区予選から楽な試合はなく、粘り強く戦ってくれた」と振り返る。伝統の投手を中心とした守りの野球を体現しているという現チーム。そこに主砲の榑松選手らの打線もかみ合い、「バランスの取れたチーム」と絹田監督は評する。
立花学園戦で本塁打を放つなど打線をけん引する榑松選手は「チャンスを作ってくれる仲間がいるのでホームに返すだけ」と平常心を心掛ける。本選2回戦から5試合で登板した松田選手は「関東では、今まで戦ったことのないチームとも対戦する。ひるまず、自分の投球をしたい」と意気込みを語る。
「挑戦者として」
同校はかつて、甲子園で春夏連覇を成し遂げるなど輝かしい実績を誇る。春は84年、夏は88年以来聖地から遠ざかっている。関東大会でベスト4に入れば、センバツへと近づく。平松選手は「挑戦者として立ち向かっていくだけ。センバツの出場権を得ることが目標。OBや応援して下さる方が多く感謝している。プレッシャーに感じず、自分たちで新しい歴史をつくっていきたい」と飛躍を誓う。絹田監督は「一戦一戦準備してしっかり戦っていきたい。過去に近づく努力を積み重ねるだけ。皆さんに応援してもらえれば」と話し、二高復活ののろしを関東でもあげる。
関東大会の初戦は10月19日(日)、埼玉県1位の花咲徳栄と対戦する。
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