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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2019.02.08

川崎市商店街連合会の会長に就任した
深瀬 武三さん
幸区南加瀬在住 76歳

笑顔の下に覗く強い意志

 ○…2月1日付で川崎市商店街連合会の会長に就任した。市内に約100ある商店街を取りまとめ、その発展を図る。2017年から会長代行を務め、各地域のプレミアムパスポートの発行や、街路灯広告の普及活動などを手掛けてきた。今年1月に亡くなった前会長の遺志を引き継ぎ、5月の総会までの暫定ながら、会長として先頭に立つ。複合施設の増加、店舗の減少など課題は多いが、「全力投球で邁進する」

 ○…商店街活動には1977年頃から取り組む。当時の商店街は生鮮三品をはじめとした小売り業がメイン。家業の不動産屋のようなサービス業が加入していてもいいのではと思い、地元の南加瀬原町商店会の青年部での活動を始めた。商店街の活性化のためには地元への還元が必要と考え、スタートした「原町地蔵尊まつり」は昨年で37回を数えた。商店会の地域上部団体である日吉商店街連合会では2005年から先月まで会長を務めた。地元の歴史伝承を目的に行った「日吉まつり〜道灌祭〜」や、夢見ヶ崎動物公園の活性を狙う「ゆめみ”車”マルシェ」など、地域を盛り上げるために尽力してきた。

 ○…生まれも育ちも南加瀬。家族は妻と両親、長男夫婦、10歳と7歳の孫2人。誕生日にメッセージをくれたり似顔絵を描いてくれる孫の話になると目尻がより下がる。健康のために時間があれば矢上川の土手を1時間ほどウォーキングする。「川を見ていると色々な発想が浮かび、心の整理ができる」とも。

 ○…好きな言葉は「一心同体」。「相手の意見を聞く耳を持ち、それを分析し、整理した言葉を相手に伝え返すことで調和が保てる」。役を持つものとしての心得だという。その言葉に、託された責任を果たそうとする強い意志を感じた。

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