国土交通省は3月23日、2021年1月1日時点の公示地価を発表。
川崎区の住宅地の平均価格は1平方メートルあたり28万3300円で、平均変動率は0・2%(前年1・7%)、幸区は31万7900円、変動率0・5%(同2・3%)だった。商業地の変動率は川崎区0・7%(同4・5%)、幸区1・3%(同6・4%)。住宅地、商業地ともに上がったものの、前年と比べ上昇幅が鈍化した。
川崎市全体の住宅地の平均変動率は昨年まで8年連続で上昇していたが、今年、横ばいに転じた。市は、これまでの堅調な上昇により地価が上がり、総額が高額となっていることや、コロナ禍の影響で先行きの不透明感があることなどが影響したとみている。
地価公示は国交省の土地鑑定委員が年1回、全国に定めた標準地の1平方メートルあたりの正常な価格を示し、土地取引の指標となっている。川崎区は住宅地17地点、商業地18地点、幸区は住宅地12地点、商業地6地点で調査された。
幸町2丁目が変動率市内2位
住宅地の変動率順位は幸区の「幸町2丁目691番2」が2・5%上昇し、市内2位となった。商業地は幸区の「堀川町72番2外」が3・4%で市内2位、川崎区の「駅前本町11番1外」が3・0%で3位、幸区の「大宮町14番5」が2・9%で5位に入った。
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