【生理の貧困2】 県政報告 県立学校12校に生理用品設置! 県会議員(川崎区選出)公明党 西村くにこ
「若年女性の5人に1人が金銭的理由で生理用品の入手が困難な『生理の貧困』にある」との「#みんなの生理」(共同代表 谷口歩実さん)の調査結果を受け、私たち公明党神奈川県議団は、3月23日に知事と教育長に対し「学校における生理用品の無償提供に関する緊急要望」を提出し、県立学校での生理用品の無償提供などを求めました。(タウンニュース4月30日号で報告)
その折、私は教育長に対して、「調査を兼ね、早急にモデル事業を実施するべき」と要望。その結果、6月1日に県立学校12校の女子トイレに生理用品を設置して、そのニーズや実状を把握することを目的としたモデ ル事業がスタートしました。
モデル事業でニーズ調査
6月8日、モデル校である横浜緑ヶ丘高校に伺いました。同校では、構造上可能な限りトイレの個室内に生理用品を配置。すでに生徒さんからは「急に必要になった時に便利」「人に気づかれなくていい」などの声が寄せられているそうです。また、モデル事業の実施については、性別を問わず全生徒に周知を図ったところ、男子生徒にも好意的に受け止められているようだとのお話を伺えました。
モデル事業実施校は県立高等学校10校と、県立特別支援学校高等部2校。実施期間は令和3年6月1日(火)から8月31日(火)まで。今後、モデル校の生徒の皆さんにはディスカッションやアンケートなどに協力していただきます。
言い出せなかったことが話せる社会
「生理の貧困」という課題に対し、「#みんなの生理」の皆さんをはじめ、若い方々が、勇気をもって発言し、問題として定義し、ネットワークを築いて行動の輪を広げている姿に、新たな時代の爽やかな風を感じるのは、私だけではないでしょう。
「誰も生理用品の入手に困ることがない社会」の構築は、「困ったときに声を出せる社会」、そして「小さな声を聞き逃さない社会」へとつながると確信しています。
今後も粘り強く取り組んでまいります。
|
|
|
|
|
|
4月19日
4月12日