京急本線「八丁畷駅」に隣接する京急川崎第1踏切の歩行者空間を、倍の幅に広げる工事が9月1日から始まる。期間は2022年3月31日までで、京急と市が連携して実施する。
施工は夜間で、終電後の午前0時30分から始発前の5時まで。工事時間外は通常通り通行することができる。
八丁畷駅側の現在の歩行者空間は、幅2・2メートル。4メートルある路肩の幅を縮め、歩行者空間を4・4メートルに広げる。京急川崎駅側も同様に、幅1・6メートルから2倍に拡張。これにより、車道幅は8メートルから7・6メートルになる。
通勤通学時の安全性向上へ
同踏切を挟んだ両側には、市立川崎小学校と川崎中学校がある。児童生徒が行き交う通学と、通勤が重なる時間帯は多くの歩行者で混み合う状況が続いていた。
2017年5月の調査では、朝7時30分から8時30分の歩行者量は700人で、うち250人が小学生だった。市建設緑政局担当者によると、同踏切付近での事故は年に1、2件程発生しているが、混雑との関係性は不明という。
市議会や市民から改善を求める声も上がっていたことから、市が事業化し、歩行者の安全性向上に向けて、工事を実施することが決まったという。事業費は約1億7千万円。
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