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公開日:2022.03.04
幸区地域デザイン会議
川崎西口活性化で議論
ホリプロに新しい風期待
再開発が進む川崎駅西口のさらなる賑わいをテーマに、幸区と住民、企業が意見交換する「幸区地域デザイン会議」が2月25日、大宮町で開催された。来年春以降にエンターテインメントホールが完成予定のホリプロも参加。川崎発のアーティスト発掘などを行う意向を示した。
会議の関心はホリプロのエンタメホールに集中。500人規模のライブハウスが入ることを受け、同社担当者は川崎市出身のロックバンド「SHISHAMO(シシャモ)」のようなアーティストを発掘し、育てていきたいと川崎進出の目的を語った。意見交換のなかで高校生から市内高校の軽音楽部の大会開催を要望されると、「いい案をありがとうございます」と開催に前向きな姿勢を示した。
川崎駅西口は川崎デルタをきっかけにさらにまちに賑わいをみせる。一方でラゾーナ川崎やミューザ川崎シンフォニーホールなどの商業施設には外部から人が訪れるため、交通渋滞などの課題も抱える。
子ども達からは「スポーツアミューズメント施設がほしい」「まちにごみ箱を設置してほしい」「車いすが動きやすい様に段差を少なくしてほしい」などの意見も出された。
幸区の担当者は「再開発によってまちが新たに形成される中で、まちの魅力の発信や、課題解決には、地域住民と事業者がつながりを持ちながら取り組むことが重要だ」と会議の意義を強調する。そのうえで活発な意見に手応えを感じ、「今回は情報交換が目的。議論を進めるために、熱が冷めないうちに次を開きたい」と意欲を見せた。
会議には幸区役所、東芝未来科学館、ホテルメトロポリタン、富士通、ミューザ川崎シンフォニーホール、ラゾーナ川崎、ホリプロ、スカーズなどの事業者と、南河原地区の町内会、川崎西口商店会、南河原小・幸町小の児童、南河原中、幸高校の生徒が参加した。
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