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川崎区・幸区 教育

公開日:2023.06.23

県川バンドパキルカ
「軽音」で全国目指す
大会に向け練習に熱

  • 県立川崎高校 軽音部「パキルカ」のメンバー

 県立川崎高校の軽音楽部に所属する男女4人組バンド「パキルカ」が、7月に開かれる「第22回高等学校軽音楽コンテスト 神奈川県大会」 に向けて、猛練習を積んでいる。2年生の大和田麻衣佳さん(リーダー・ボーカル)、滝本陸さん(ベース)、角田光さん(ドラム)、飯盛結友さん(ギター)の4人から構成されるパキルカ。3月25日に行われた『高校生バンド王inかわさき』で準グランプリを獲得し、「この結果が自信につながった」という。

 4人の出会いのきっかけは同校の軽音楽部。「気が付いたらこの4人で集まってた」と、意図せず引き合わされた結成の経緯を明かす。飯盛さんはメンバーで唯一、楽器の経験がない中、新入生歓迎会での先輩の演奏が「かっこいい」と憧れ入部を決めた。リーダーの大和田さんは「軽音部に入るために県川を受験した」と話す。同校の充実した設備や環境に惹かれ、入学する生徒は少なくない。

 結成から約3カ月で出場した初めての公式戦は、想像を超える大きな会場でのパフォーマンスにメンバー全員が「緊張した」と当時を振り返る。予選敗退となった苦い経験を抱えながら平日は毎日3時間半、土曜日は6時間を練習に費やしてきた。

「バンド王」で準優勝

 予選敗退から8カ月後に出場した『高校生バンド王inかわさき』は、コロナ禍で学生生活を送ってきた若者たちへ「自由に表現できる場を提供したい」という思いから、かわさきFMら地元企業4社が共催した。約50組の中から動画審査を通過した7組が川崎ルフロン1階でパフォーマンスした。パキルカは、オリジナル曲『酔いどれ』を披露。作詞・作曲を担当した大和田さんと角田さんは「曲中にラップを入れ、飽きの来ない構成を意識した。曲調もかっこよくアップテンポにした最高の曲に仕上がった」と語る。

 かわさきFM代表取締役の大西絵満さんをはじめとする、川崎や音楽にゆかりのある5人の審査員が観客を魅了する「パフォーマンス力」、演奏技術を評価する「演奏力」、沿道の人々を巻き込む「集客力」の観点から審査した。練習の成果が「準優勝」という形になったことを喜びつつ、悔しさも残る結果となった。「夏の県大会ではこの悔しさをばねに、3位までに与えられる全国大会出場の切符を掴み取りたい」と意気込みをあらわにした。

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