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川崎区・幸区 社会

公開日:2023.07.28

川崎港の歴史、斎藤氏が講演
市制100周年へ機運高める

  • 川崎市と川崎港の歴史を語った斎藤文夫会長

 来年迎える川崎市制100周年へ機運を高めようと、川崎港振興協会は7月24日、斎藤文夫会長による「川崎港・川崎市の歴史を語る講演会」を開いた。会員を中心に約60人が参加し、川崎市の発展に県政・国政を通じ尽力してきた斎藤氏の話に耳を傾けた。

 同協会の関係者の間で、かねてから川崎港と川崎市の歴史について話を聞きたいとの声があり企画。講演を前にあいさつに立った北篤彦専務理事は「改めて現在に至る歴史を知ってもらい、未来への取り組みに結び付けてもらいたい」と講演会の趣旨を説明した。

 斎藤氏は檀上に立つと、川崎市が1924(大正13)年7月1日に横浜、横須賀に続き3番目の市として誕生したことから語り始め、周辺の地域との合併のいきさつなど市制誕生の歴史を説明。その他、東海道川崎宿の生い立ちや、徳川将軍が7代にわたり訪れた川崎大師の門前市が商店街発祥の地になったことなどを紹介した。

 川崎港については、昔は港の各企業が専用ふ頭を持ち使用されていた為、工業港としての認識が薄かった。斎藤氏が会長になった2004年当時も港への認識が不十分だったことから、教育委員会に子どもたちが川崎港に来るように要望。今では川崎マリエンで子どもたちが映画を観賞したり港の見学をしたりする活動が行われていることを紹介した。その他にも、港の発展や魅力創出へさまざまな提案などが語られた。

 講演を聞いた20代の女性は「川崎で働いて3年になるが、講演会では地域のことを詳しく知ることができ勉強になった」、同じ20代の男性は「普段、市内を仕事で回ることが多いが、知っている場所の歴史を知ることができ為になった」と話していた。

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