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川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2023.10.06

ロカビリーDJの先駆者としてカリスマと呼ばれている
DJ COBRA(コブラ)さん(本名:佐久間豊)
川崎区貝塚在住 57歳

信条は「客を喜ばせる」

 ○…クラブやフェスなどのイベントでターンテーブルを使い音楽を流し場を盛り上げる「DJ」。エルビス・プレスリーを代表とする音楽「ロカビリー」を流すDJの先駆者として1980年代から活躍し、豊富な曲の知識と会場を沸かす腕前でカリスマと呼ばれている。「みんなが褒めてくれるのはうれしいけど、ただの飲み屋の音楽係だよ」と笑う。

 ○…音楽好きだった母の影響で、物心ついた頃からロカビリーやオールディーズに慣れ親しんだ。中学を卒業し飲食店に就職すると、レコード収集に熱中。安い給料をレコードにつぎ込んだ。DJを知ったのは18歳の時。「ひとりで人を喜ばせ躍らせる。こんな職業があるのか」と衝撃を受けた。すぐに新宿のディスコの看板DJだったビリー北村氏に弟子入りし、下働きをしながら師匠のプレイを盗み見ながら学んだという。20歳で独り立ちすると、自身が収集してきた50年代のロカビリーはもちろん、当時は知られていない黒人音楽を流し一躍人気DJとなった。

 ○…川崎ではクラブチッタでイベントを手がけ、その実力が認められ2階にあるミュージックバー・アティックのプロデューサーを開設当初から担当。それを期に移り住んだ。7年前には川崎区貝塚にバーをオープン。ほとんどの時間を店で過ごしているという。

 ○…「お客さんが何を聞きたいのか瞬時に感じ取ること。会場に気を配り、自己満足で好きな曲をかけるだけではダメ」。DJ歴37年で貫いてきたポリシーは「客を喜ばせること」。今でも月に2〜3回ほどステージに。故郷熊本の旧友で元チェッカーズの武内亨さんとも不定期でイベントを開催中。ロカビリーではなく昭和の歌謡曲で楽しませている。

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