川崎市視覚障害者支援センター(川崎区日進町)で6月15日、目の不自由な人たちが触って形などを知ることができる3D模型の展示会が初めて開かれた。同センターが主催し鶴見大学が協力した。
会場には、主に東京や神奈川の観光名所であるスカイツリーや東京タワー、浅草の雷門、東京ドーム、鎌倉の大仏など、両手のひらに収まるくらいの模型を展示。同大の元木章博教授とゼミの学生が3Dプリンターで作成したもので、スカツリーや東京タワーなどは大きさの比較ができるように縮小の縮尺を合わせるなど工夫した。
展示会には、視覚障害者ら46人が来場。模型を手に取ると指先でなぞるように形を観察。「スカイツリーの足元は三角なんだ」「雷門の屋根の角度は急だね」と感心の声があがっていた。
参加した西畑佳央里さん(37)は、「名前を知っている建物や施設が、実際にどんな形か、いろいろと触って知ることができ楽しかった」と話していた。
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