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川崎区・幸区版 公開:2025年4月25日 エリアトップへ

第41回全国都市緑化かわさきフェアの植物調達実務統括部長を務めた 江口 政喜さん 千葉県在住 55歳

公開:2025年4月25日

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江口 政喜さん

園芸文化を持続可能に

 ○…かわさき緑化フェアの順調な進行に欠かせない重要な職務を、「裏方」として遂行した。秋開催と春開催を通して全会場を彩った花々は約500種類、計約38万株。その花苗を神奈川県内外から調達し、等々力緑地会場に隣接するバックヤードで適切に管理し、展示やイベントのタイミングに合わせて移動する業務を担う「緑化フェア植物調達協議会」の屋台骨を支えていた。

 ○…本業は千葉県の園芸農家だが、前職の園芸専門商社時代の縁で、昨年5月に市側から「手伝ってほしい」と声がかかった。調達協議会の主要メンバーは市内の造園業者たちだったが、500種類もの花苗を調達して管理し、会場設営の膨大な工程に合わせて運ぶ作業は、誰しも初めてのこと。自身も当初は「できるのか」と不安だったが、商社時代の知見をもとに、生産者と現場をつなぐ「通訳兼作戦参謀」の心意気で奮闘した。

 ○…商社時代は、多様な園芸植物を求める小売店関係者を連れて海外のメーカーや生産者を訪ねる仕事だった。在勤24年間で海外出張は40回を数え、ヨーロッパやアフリカ地区の園芸事情に精通。だが次第に「もっと手触りのある仕事をしたい」と考えるようになり、50歳になったタイミングで退職。尊敬する先輩園芸家の「植物を作る者はエコロジストたれ」という言葉を胸に、園芸農家として起業した。

 ○…目指すのは、自然の摂理に抗わない園芸文化を育てることだという。「日本の園芸文化は『一年草』が中心。でも植物は育っていくものなので、上手に管理すれば毎年のように花を咲かせる。そういう情報と技術を広めたい」。思いを形にすべく3年前に始めた「多年草ガーデンコンテスト」も、順調に育っているそうだ。

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