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川崎区・幸区 社会

公開日:2025.04.25

外国人市民代表者会議
共生社会、必要性を訴え
福田市長へ年次報告

  • 福田市長に報告するセネ委員長

 市内の外国人市民26人で構成される「川崎市外国人市民代表者会議」の委員が4月18日、福田紀彦市長を訪問し、年次報告を行った。参加したのは、第15期のセネ アイサトウ チンボ 委員長(セネガル/麻生区)、スリニヴァサン スチェタ副委員長(インド/川崎区)、アディダヤ ヨザ 多文化社会部会長(インドネシア/宮前区)、単望舒(シャンボウジョ) 安心生活部会長(中国/中原区)の4人が出席。

 同会議は、子育て、教育、別姓の家族証明、医療などの6つのテーマについて議論を重ねた。

 報告書には日頃から相談できる環境として「共生コミュニティ」の必要性を指摘。また防災や災害に備え、外国人市民への情報発信や周知が必要との意見が提言された。このほか市内の文化に触れるため、川崎市ふれあい館や市民祭りへ参加したことも伝えた。

 提言を受け、福田市長は「地震がない国もあることから、防災への意識も異なる。情報がしっかり届ているかを再確認したい」と約束。別姓の家族証明の提案については「とても勉強になる」と話した。

 報告後の歓談では、福田市長から4人へ普段の悩み事やより良いまちづくりへの意見を求めた。

 また市長自身もたくさんの人と仲を深めた経験から、毎年1月に開催される『川崎市長杯ボッチャ大会』に「みんなでチームを作って出場しませんか」と誘うなど、当日は終始和やかなムードだった。

 セネ委員長は「住みやすいまちづくりに向けて私たちも2年目を頑張っていきたい」と語った。

 川崎市には、2024年の12月時点で148カ国・地域から5万5850人の外国人が在住。

 同会議は外国人市民の声を反映させるため、1996年に始まった。これまで外国人高齢者、福祉手当の増設や外国人市民向け多言語資料の配布などを提言している。

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