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川崎区・幸区 社会

公開日:2025.05.16

グリーフケアあかり
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死別後の心の支援

  • 國富さん(右)と伊藤さん

 大切な人との死別などによる心身の苦痛「グリーフ」を抱える人に寄り添う活動を川崎市内で行っている「グリーフケアカフェあかりmāmā」。看護師の國富多香子さんと傾聴カウンセラーの伊藤れいこさんが立ち上げ、市の助成を受けながらボランティアで活動を行っている。

 4月からは悲しみを抱える者同士で静かに気持ちを語り合う「わかちあいの会」の場を増やし、個別カウンセリングもスタート。2人ともグリーフの経験者で、日本グリーフ専門士協会の会員として、多くの人と向き合ってきた経験を生かし、参加者の思いや悩みに寄り添う。かわさき市民活動センターなどで行う「わかちあいの会」は毎月1回(1日2回)の開催に。オンラインで実施する同会については、「ペットロス」などのテーマを設けている。

 新しく始めた申込制の個別カウンセリングは、隔月開催で当事者の心の内に耳を傾ける(約30分間)。悲しみから少しの間だけでも意識をそらすことを目的とした、"五感で感じる"ワークショップ「癒しの時間」は、5月24日(土)はパステルアート、7月19日(土)は「初めてのお線香作り」、9月20日(土)が「やさしいマインドフルネス」を予定。

 「グリーフの要因も、家族や親しい友人だったり、別れ方も人それぞれ。対象がペットということも。初めてでも安心して参加できるよう配慮しています」と、一人ひとりと向き合う。

 詳細はホームページ(https://griefcare-mama.hp.peraichi.com)。問合せはメールgrief.mama@gmail.comで。

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