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八王子 文化

公開日:2026.04.29

松姫 没後410年を偲ぶ 信松院で恩忌供養

  • 坐像に僧侶と関係者らが手を合わせた

    坐像に僧侶と関係者らが手を合わせた

  • 西村住職(左)と作家の藤咲さん

    西村住職(左)と作家の藤咲さん

 台町の信松院で4月16日、同院を開いた松姫(1561〜1616)の没後410年を偲ぶ恩忌供養が催された。半世紀ぶりの改修を終えた宝物殿のお披露目を兼ねた法要に多くの関係者が参列し、八王子の礎を築いた尼公の遺徳を称えた。

 松姫は戦国時代の武将、武田信玄の娘。武田家滅亡の際に八王子へと逃れ、のちに出家して信松尼と称した。一族の菩提を弔う傍ら地域に織物技術を伝えるなど、八王子の発展に大きく寄与したことで知られる。

 法要は、多摩地域の曹洞宗若手僧侶でつくる「一歩の会」による読経が行われる中、厳かな雰囲気で進められた。参列した初宿和夫市長は「八王子の礎を築かれた松姫様の物語を、私も大切に紡いでいきたい」と挨拶。同院の西村和裕住職は「410年という長い年月の節目の法要に感無量。松姫様は思いの強い人同士を結び、背中を押してくださる。これからも松姫様がつないでくださったご縁を大切にしていきたい」と語った。

人気小説とコラボ

 会場では、集英社の協力による特別展示も実施された。人気児童書『戦国姫―松姫の物語―』(藤咲あゆな著/集英社みらい文庫)の文章と挿絵を元にしたパネルや動画が展示され、松姫の激動の生涯を分かりやすく紹介した。

 自身も恩忌供養に出席した藤咲さんは「松姫様を書きたいという思いが作家を志す原点だったので、このように展示していただいて感慨深い」と話し、また「たおやかで優しいが芯の強い女性だったと想像される松姫様に、より多くの方がさらに親しみを持っていただければ」と作品を通じて歴史を伝える喜びを語った。

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