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さがみはら緑区 文化

公開日:2026.04.29

8年ぶりに「村芝居」上演 5月23日 青野原で春の演芸会

  • 舞台稽古にも熱が入る

    舞台稽古にも熱が入る

 青野原・長野地区で100年以上にわたり受け継がれている「村芝居」。この伝統の村芝居が披露される「春の演芸会」が5月23日(土)、長野会館(青野原2966の1/諏訪神社隣)で開催される。長野戸主会主催、青友会共催。小雨決行、雨天時は翌日開催。

 演芸会で村芝居が上演されるのは8年ぶり。明治時代から津久井の各地区で数少ない娯楽として親しまれていた村芝居。長野地区では養豚や山仕事、農作業の合間の息抜きのために始まったと伝わる。大正時代末ごろから地域の若者たちが自分たちで芝居を練習し、その成果を年に1度の舞台で披露してきた。若者の減少などにより、35年前からは3年に一度となったが定期的な上演を続けてきた。しかし、コロナ下の影響で2018年以降、芝居は上演されていない。22年に演芸会は再開されたが、芝居は見送られた。

伝統継承への思い

 「今回は村芝居をどうしてもやる」。青友会の会長を務める山崎寿さんは100年以上続く村芝居の上演に向けて強い意思で仲間に呼び掛け、昨年9月から動き始めた。

 同会は地域の若手有志が集まる組織。現在は30代から60代まで約40人が所属する。表舞台に立つ役者は同会から選ばれる。山崎さんは「役者集めには苦労をした」と言うが、その表情は柔らかく、どこか満足気に見える。例年よりも2カ月以上早い12月から練習を開始。週2回、会館に集まり、OBらの指導のもと稽古に励んでいる。

 今回の演目は、約1時間30分の人情時代劇、『紋三郎の秀』。舞台に立つ8人の役者だけでなく、裏方も全て会のメンバーやOBが務める。衣装やかつらは、同地区出身、現在は福生市で「喜楽大衆劇団」を率いる山崎博さんの協力によるもの。地区全体で村芝居をつくりあげ、伝統継承に力を注ぐ。

 青友会の山崎さんは「8年ぶりなのでみんな気合が入っている。佐原の喜三郎と喜左衛門、お美代のやり取りなど、見どころも多い。一生懸命に練習をしているので、ぜひ大勢の人に見に来てほしい」と呼び掛ける。

 当日は第一部(午後5時から8時)で和太鼓やダンス、歌謡や舞踊が行われ、第二部(8時から9時30分)に村芝居が幕を開ける。鑑賞無料。

 詳細・問い合わせは山崎さん【携帯電話】090・2207・0531。

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