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青学生が防犯団体を結成 市内初 「自分たちの街守りたい」

公開:2011年7月28日

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 市内で初となる大学生による防犯ボランティア団体『Peace Corps(ピースコープス)』が10日、発足した。隊員は青山学院大学相模原キャンパスに在籍する学生6人。ひったくりや自転車盗難などが後を絶たない市内の治安改善へ向け、キャンペーンやパトロールなどで防犯意識の向上を呼びかけていく。

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 同団体の発足は、相模原警察署が若者へ防犯活動への参加を呼びかけたことがきっかけ。要請を受けた大学側が有志を募り、ともに将来、警察官を目指しているという隊長の江尻真明さん(法学部2年)と、副隊長の川井佑真さん(同)が呼応。ふたりが中心となり、所属するサークルの後輩を誘うなどして、6人を集めた。

 発足前には県警による講習を受け、市内の犯罪発生状況などについて学習。「(大学のある)淵野辺駅周辺は市内でも治安の悪い場所だと聞き驚いた。知らないところで多くの犯罪が起きていることを学んだので、少しでも住みやすい街に変えていきたい」と川井さん。現在は帰省している仲間もおり、夏休み明けから活動を再開させる予定だ。 

 県下におけるひったくりの認知件数は昨年から増加傾向にあり、5月末時点で全国ワースト1位。相模原署管内でも自転車盗難やひったくりが続出している。人口70万人を超える相模原市を警察の目だけでカバーするには限界があり、「若者が新たな防犯の目となって活動に参加してくれれば、地域にとって大きな力になる」と県警では期待を寄せる。

市内初  「自分たちの街守りたい」

 同団体を陰から強力にバックアップするのが、県警本部生活安全サポート班の存在。相模原市内全域を担当する吉川裕介警部補は、「学生さんの参加が、他のボランティア団体などの意識を高め、防犯について通行人の興味を集めることにも繋がる」と意義を話す。

発足式で決意表明

  「地域の方々と連携し、安全・安心な街づくりに向けた各種防犯活動を強力に推進いたします」。真夏日となった10日、淵野辺駅前で行われた発足式で、江尻 さんはこう決意表明を読み上げた。その後は全員で街頭での防犯キャンペーンに参加。「ひったくりが多発しています」と駅利用客一人ひとりに注意を呼びかけ ながら、啓発物を手渡した。

 今後の活動について吉川警部補は、学生の安全を最優先にすることを前提に、「呼びかけやパトロールだけでは なく、犯罪に使われる用具を実際に見てもらったり、様々な体験を通して、治安の現状をより理解してもらえれば」と青写真を描く。川井さんは「学生だからで きる工夫なども考えながら、地域の人との交流も増やしていきたい」と意欲を見せた。

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