さがみはら中央区版 掲載号:2015年12月17日号
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いちごを新たな名産品に 市内3農家が協力

社会

「いちご倶楽部」の(左から)小林さん、成井さん、中里さん
「いちご倶楽部」の(左から)小林さん、成井さん、中里さん
 市内でいちごの栽培を行っている中里昭司さん(緑区大島)、小林重治さん(東淵野辺)、成井正志さん(田名)が昨年結成した「いちご倶楽部」。採算の上で手が出しづらいこの果物づくりに協力して取り組み、相模原の新たな名産品にしようと本格的に動き出す中、このほど同倶楽部として初めて出荷・販売を開始した。

 もともと3人は、数年前からそれぞれいちごの栽培を行い、JA相模原市が運営する農産物直売所「ベジたべーな」(青葉)に出荷・販売していた。相模原の土壌は、火山灰が主成分の「黒ボク」と呼ばれる土で、市場ではブランド土として名高いという。その上、水脈が豊富なだけでなく、内陸のため、冬の冷え込みが厳しく、糖度を生みやすい環境にあり、いちご栽培には非常に適した土地柄だとされる。しかし、その条件は他の野菜や果物にも言えることで、栽培のために半年以上の期間と手間がかかり、経済的負担が大きいにもかかわらず、収穫時期が一期間しかないいちごに、あえて手を出す人は少なかったという。そんな中、8年程前から市内で先駆的にいちごの栽培を行っていた中里さんの呼びかけもありJA相模原市の下部組織として「いちご倶楽部」を結成。情報の共有や研修・視察の実施など3人が協力して栽培に取り組むことで、より生産性を高め、いちごを相模原の新たな名物、ひいては新たな産業にしようと本格的に動き出した。

 3人は「いちご栽培は本当に大変」と口をそろえながらも、「県内では後発だが、市外のノウハウを吸収して、相模原の環境を生かしたおいしいいちごができるはず」と小林さんは語る。現在、3人が主に生産している「紅ほっぺ」という品種は、実が大きく、ジューシーなのが特徴。成井さんが「収穫した日と次の日では味が全く違う」と話すように、鮮度が命とされるいちご。相模原産なら、収穫されたその日に店頭に並ぶため、市外産のものより本来のおいしさを味わうことができる上、地産地消にもつながる。「今が一番おいしい。ぜひ食べてみてほしい」と中里さん。現在は「ベジたべーな」だけで販売している。問合せは同所【電話】042・851・3583へ。

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