今年、相模原市とカナダ・トロント市との友好都市が提携されてから25周年の節目を迎えるのを記念して、トロント市のジョン・トーリー市長=写真=を団長とする訪日団が4月15日(金)、初めて相模原市を訪問する。当日は市内外で多数の交流行事が予定されており、市は両市のさらなる友好関係の構築に期待を寄せる。
相模原市は1991年5月にトロント市の前身となるスカボロー市(1998年にトロント市と合併)と友好都市を提携。以来、両市の間で教育、スポーツ、経済などの分野にわたり2000人を超える市民らが互いに訪問を通じて交流を重ねている。20周年のときには訪加団が訪問し、トロント市役所を会場に相模原市を周知する目的でパネル展を開催している。
今回のトーリー市長の来訪は、昨年、桜の植樹を目的に訪加団がトロントを訪れた際、同市長から両市の提携25周年の節目に来訪するとの主旨の発言があったのが契機。今年に入り具体的に計画が進み、両市の協議で詳細が整ったことから、実現の運びとなった。
来訪するのはトーリー市長をはじめ、今年2月にも市内や青山学院大学相模原キャンパスなどを視察したマイケル・トンプソン市議会議員のほか、経済関係者17人となっている。
「市民交流にも期待」
当日ははじめに、加山俊夫市長、トーリー市長による一層の交流充実に向けた覚書への署名を実施。引き続き一行は市議会議場に移動し、市長、市議会議長、市議会議員らの出席のもと、トーリー市長がスピーチを行う。市シティセールス・親善交流課によると、外国人が議場であいさつするのは過去にも例がないとしている。その後は、青山学院大(淵野辺)でトーリー市長の同席のもと、同大学とヨーク大学(トロント市に所在)との大学間連携協定が締結される。
今後、25周年記念事業としては、市も7月に訪加団を派遣し、トロント市内のバークデール公園で昨年同様に桜を植樹する予定。トーリー市長らの訪問について同課では、「両市の友好関係が一層深まると同時に、市民間での交流もより深まる良い機会になってもらえれば」と話し、期待感を示している。
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