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産業振興財団 「地域プロデューサー」育成 まちづくり 活性化へ

社会

公開:2016年9月1日

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過去に行われた市民同士の交流会
過去に行われた市民同士の交流会

 市内産業の繁栄を目的に、中小企業の安定や発展、人材の確保・育成などに取り組む公益財団法人相模原市産業振興財団が、コミュニティビジネスの担い手となる「地域プロデューサー」の育成に乗り出す。自らの経験や知識を地域の発展に生かしたいとする市民を対象に、事業を成功に導く人材を育てることで地域の活性化につなげるのがねらいだ。

 コミュニティビジネスとは、市民が主体となり、地域資源を生かしながら、ビジネスの手法を用いて地域の課題解決やニーズに応えようという事業で、近年、全国的な広がりを見せている。例えば、長野県小川村では、郷土料理「おやき」を活用し、観光資源にすることで、村の再興、高齢者の雇用創出などを実現。静岡県浜松市では販売不適合品として廃棄される大量のみかんの処理問題を解決すべく、新たな加工技術を開発し、新産業の創出につなげるなど、地域資源を生かした様々な事業が全国各地で生まれている。

 そんな中、相模原市では、自らの経験や知識をもとに地域に貢献しようとボランティアやNPOの活動に取り組む市民が多いことから、市民一人ひとりを地域の貴重な資源と考え、市民のアイデアをコミュニティビジネスにつなげようと、相談の受付や、アイデアを持った市民同士をつなげる場の提供に力を入れてきた。だが、各々が事業の立ち上げにこぎつけたとしても、資金繰りに苦しんだり、人手が足りなかったりと、事業を継続させることができないケースも見られるなど、課題となっていた。

 そこで同財団では、アイデアを持った市民同士や市民と地域に眠る資源を組み合わせる仕組みをつくり、より継続性のあるコミュニティビジネスを創出するため、地域全体を客観的に捉え、まとめる「地域プロデューサー」の育成を目的とした講座を開催することにした。

 講座は入門編と養成編を予定。入門編は9月10日(土)の午後1時半から市立産業会館で開催される。参加無料で定員40人(申込先着順)。当日参加も可能。講座では、藤沢市で地場産の小麦や野菜を使った地元グルメ「藤沢炒麺」を開発したNPO法人地域魅力の田中美乃里さんらを講師に迎え、他市でのコミュニティビジネスの成功事例などをもとにノウハウを学ぶ。同財団では、講座の開催を通して「自治会や商店会などとは違った立場でコミュティをつくり、相模原におけるまちづくりを引っ張ってくれる若い世代が育ってくれれば」と期待を寄せている。申込および問合せは、同財団【電話】042・759・5600へ。

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