立川談笑/1990年早稲田大学法学部卒業後、予備校講師などを経験。93年立川談志に入門、前座名「談生」。96年二つ目昇進。2003年改名し「六代目立川談笑」。2005年真打昇進。数々のTV番組でも活躍中。
「らくらくごシリーズ〜気軽に落語を楽しむ〜」の第1弾となる、噺家・立川談笑(だんしょう)さんの独演会が9月3日(日)、相模原市民会館で行われる。本紙では、立川さんに今回の注目ポイントなどについて聞いた。
――Q1.らくらくごシリーズ初の相模原公演ですが、相模原にはいらっしゃったことはありますか。また、相模原にはどのような印象をお持ちでしょうか。
もちろん何度も伺っています。たとえば、相模大野の焼肉「八起」さんでの定例落語会。前座の頃、淵野辺に師匠の談志のお供でついて行ったのもいい思い出です。なんと談志お気に入りの美容室があったのです。小学校の遠足で高尾山の上から見渡した、緑の山々が第一印象です。「向こうに下りると相模原だ。絶対に道を間違えるな」という先生の言葉に、相模原とは果てしなく広がる樹海のような恐ろしいイメージを抱いていました。後年、相模大野や橋本といった大きな街があるのを知って驚いたものです。「地元の亀戸よりずっと都会じゃないか」
――Q2.今回の公演の見どころや、注目ポイントを教えてください。
伝統芸能でありながら、現代の誰もが楽しめる「大衆芸能」が落語です。伝統の上に様々な調整を積極的にするのが私の特徴で、他の落語家さんと違うところです。
――Q3.今回の公演への意気込みを教えてください。
落語に詳しい方、最近聴き始めた方、興味はあるけど初めての方、様々なお客様に同時に楽しんで頂くための工夫を随所にしています。気楽に、存分にお楽しみください。
――Q4.本紙読者の皆さんにぜひ、メッセージをお願いします。
日々の暮らしでのつらいことや嫌なことは、ワッハッハと大きく笑って吹き飛ばしましょう。ライブで楽しくデトックス、これが落語です。会場でお待ちしています!
○らくらくごシリーズ〜気軽に落語を楽しむ〜・立川談笑独演会…9月3日(日)午後2時開演。チケットは全席指定で、前売り2500円(当日2800円)、会館メンバーズ2200円(販売期間9月2日まで)。2歳以下膝上鑑賞無料(席が必要な場合は有料)。問合せは同館【電話】042・752・4710へ。受付時間は午前8時30分から午後10時。