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県介護技術コンテスト 津久井高が最優秀校に 初開催の実技選考で

教育

公開:2017年7月27日

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設定で右手足を麻痺した女性を介助する津久井高生徒(中央)
設定で右手足を麻痺した女性を介助する津久井高生徒(中央)

 7月22日に相模女子大学(南区)で初開催された第1回「神奈川県高校生介護技術コンテスト」(ソーシャルワーカーデーin神奈川実行委員会主催、神奈川県高校生介護技術コンテスト実行委員会共催)の介護技術部門で、津久井高校が最優秀賞に輝いた。同校は県代表として8月の関東地区大会に出場する。

 このコンテストは、高校で福祉を学ぶ生徒が介護技術を競い合い、高め合うことや相互交流を深めて知識を向上させることなどを目的とし毎年、地方大会や全国大会も行われている。昨年度まで県内の選考は実施せず、関東地区大会へのレポート提出により全国大会の出場校が決められていたが、津久井高校の呼びかけで今年、関東大会で実技による選考を初めて実施する運びとなり、それに合わせて県でも初開催された。

 コンテストには介護技術部門に4校、ベッドメイキング部門に5校が参加。介護技術部門では、名前や年齢、健康状態、趣味、家庭環境など細かく設定された要介護者を、車いすからベッドまで移して休息してもらうまでの一連の介助が課題とされ、各校の代表2人により7分間の中で実演された。福祉・学校関係者、生徒、保護者ら200人近くが見守る中、各校とも介助前の動作確認や要介護者への声がけ、速やかな所作など日頃の学習の成果を発揮。演技後のアピールタイムでは、「要介護者の残存能力の活用」「自立支援のための自己決定を促す声がけ」「食後という設定から最終姿勢を45度に」など介助に際しての注意や配慮した点をそれぞれ発表した。

 介護福祉士などの審査員が介助技術とアピールを総合的に審査した結果、津久井高校が最優秀賞校となり、優秀賞2校のうち審議選出された市川崎高校とともに、8月26日に横浜市で行われる関東地区大会への出場権を手にした。津久井高校の林睦福祉科学科長は「課題を理解していないとアピールはできないもの。結果が出て、自分たちがやっていることに対して自信がついたと思う」と話した。

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