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地元飲食店に「エール」 持ち帰り紹介サイト 誕生

経済

公開:2020年4月23日

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▲CHORUSのQRコード企画者の梶山さん
▲CHORUSのQRコード企画者の梶山さん

 緊急事態宣言発出による外出自粛などで打撃を受ける地域の飲食店を応援しようと、各店のテイクアウトメニューを紹介する取り組み「#(ハッシュタグ)相模原エール飯」が始まった。特設のWEBサイト「CHORUS」に、SNSなどで広がりを見せている投稿なども集積し、市内全域におけるテイクアウト情報の総合プラットフォームをめざす。

 エール飯を企画・運営するのは、市内3企業と学生スタッフらで構成されるまちづくり団体「さがみはらソーシャルデザイン研究所」。運営の中心を担うのがアストロワークス(矢部)の梶山純代表(37)だ。

 同社はイベントの企画運営などを主な業務としていたが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、仕事は「ほぼゼロ」になったという。しかし「悲観していても仕方がない」と考えた梶山代表。本業を生かして、地元の飲食店を支援するボランティアを行おうと、デザイン会社であるINIOI、デスケルに協力を呼びかけた。WEB上での会議を繰り返し、「市民とお店をつなぐ」システムの企画に着手。そこで、相模原市との協働事業として運営していた地域情報サイト「CHORUS―コーラス」をリニューアルし、テイクアウト実施店舗の紹介に特化したサイトとすることを思い付いた。

「美味しい」が支える

 サイトにはテイクアウト店情報のほか、市内全域のマップも掲載。飲食店は無料で同サイトへの掲載を依頼できる。また、「#相模原エール飯」のハッシュタグをつけた市民からのSNSへの投稿も掲載。市内にテイクアウトムーブメントを作り出し、情報の拡散もめざす。「地元の飲食店を支援しながら、その美味しい料理がつらい自粛の時間を支えてくれる。根底にあるのは、誰にも死んでほしくないという気持ち。お互いエールを送りあえれば」と梶山代表は話している。
 

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