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投打でチームをけん引 相模原弥栄 永守蓮選手

スポーツ

公開:2021年7月8日

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エースで、4番打者としてもチームを支える永守蓮選手=7月2日
エースで、4番打者としてもチームを支える永守蓮選手=7月2日

 4月の春季県大会で16強に入った相模原弥栄高校は、市内唯一の公立シード校として夏を迎える。市立では1990年の横浜商業、県立としては51年の希望ケ丘以来となる公立高校の夏の甲子園出場をめざし、練習にも熱がこもる。

 県立の雄を支えるのは、エースで4番の永守蓮選手(3年)。

 中学時代は大野台中学校の軟式野球部に所属し、投打ともに活躍。当時公式戦でも上位に進出していた同高校に憧れ、入学を決意した。

 伸びのあるストレートが持ち味。力強いバッティングで主軸も担う。2年時から投手陣の中心選手として活躍。昨年の代替大会でも登板し、経験値を貯めてきた。

 しかし、エースとして挑んだ昨年秋の神奈川県大会では、初戦で相洋相手に13対3で敗退。「コントロールが乱れてしまったことで大量失点を許してしまった」と試合後自らの投球内容を改め、課題改善のために制球力を磨いてきた。その結果、シード権獲得を左右する今春の県大会では、コントロールを生かした強気の投球で4回戦進出に貢献。関東大会にも出場した桐光学園に惜しくも敗れはしたものの躍進を見せた。

 ただ、同大会ではバッティングに課題を残したという。「初回のチャンスの場面で打てなかった。4番として打てるようになりたい」

 エースにして4番を任される「責務」にこれからも真摯に向き合っていく。「プレッシャーは確かにあるけれど、自分がしっかり守って、打てば勝てるという姿勢でやっていきたい」。代替大会は、東海大相模に敗退。悔しい思いを経験した先輩の姿も近くで見てきた。「去年の気持ちも背負ってやっていく。目標は甲子園」

 投打でチームを引っ張る「責任」と「覚悟」を持って、最後の夏に挑む。
 

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