新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について国が実施を決定したことを受け、相模原市は一般市民の接種を来年1月をめどに、高齢者施設の入所者から対象を順次拡大して行うと発表した。65歳以上の高齢者へは、予約時の混乱を避ける目的で市が主導で集団接種の会場と日時を決定する方式を導入するなど、円滑に運営を図る考えだ。 (11月15日起稿)
国の方針に基づき、3回目接種は2回目から8カ月以上が経過した人が対象となる。今年6月に2回目を接種した65歳以上の高齢者には来年2月から接種を開始する予定で、それ以降も対象者が拡大するのに併せて各年代で接種を進める方針。接種は原則として1・2回目と同一のワクチンで行い、これまでと同様に、市が設置する会場での集団接種と医療機関での個別接種の2パターンに加え、高齢者施設の入所者には訪問接種で対応する。
集団の際 会場と日時指定
予約方法については、高齢者が1・2回目の予約をする際に問い合わせなどが殺到してコールセンターや予約システムがつながりにくい状況が発生したことから、混乱を避けるため「指定方式」を導入する。これは集団接種での会場と日時を事前に市が決定するもので、具体的には2回目を終えた人から順に発送される3回目の「調査票」のアンケートを踏まえ、集団接種を希望する場合、居住地からの移動距離などに配慮して会場と日時を市が指定し通知する仕組み。今年7月末までに2回目の接種を終えた65歳以上の高齢者約16万人が対象となる。
市は調査票で集団接種に対するニーズなどの把握にも努める。希望者数に応じて会場数や実施時間を検討するなど、3回目接種に向けた体制を整備していく方針だ。
一方、個別接種を希望する場合は、コールセンターか予約システム(web、LINE)を使い、自身で予約する必要がある。
新型コロナウイルスワクチン接種推進課の有本秀美課長は「1回目接種の予約の際にご不便をおかけした反省を踏まえて、円滑に接種を受けていただく環境を整えていきます。指定方式を希望される人は忘れずに調査票の返信をお願いします」と呼びかけている。問い合わせは同課【電話】042・769・7200。
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