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横山地区 小学生主体の防災教室 地域初、体験型で学ぶ

コミュニティ社会

公開:2022年8月18日

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小型テント設置の様子
小型テント設置の様子

 地域の小学生以下を対象とした「こども防災教室」が7月30日、横山公民館で行われた(横山地区社会福祉協議会主催)。災害発生時を想定したさまざまな体験をすることで知識や関心を高めてもらうのが目的で、同地区で初の試みだという。

 同地区では今までにも小学6年生が救急や応急処置を学ぶ「普通救命講習会」や、中高生が車いすや視覚障害者の誘導を体験する「学生ボランティアスクール」など、青少年を対象とした講習を定期的に実施してきた。都市部への通勤などのため平日の日中に大人が居なくなるという地域防災が抱える課題に対して、中学生世代がその解決の一翼を担うことが期待されており、地区全体で防災力向上を目指して取り組んでいるからだ。

コロナで発想転換

 中高生を対象に同社協が学校で実施していた「福祉講習会」がコロナで2年連続中止に。今年5月の総会で「他に何かできないか」を役員らで話し合った結果、公民館で小学生以下を対象とした防災教室を実施することに決めた。同地区で小学生以下を主体とした防災教室の開催は初めてだったが「自然災害はいつあるかわからない。子どものうちから災害について知ることは大切と考えた」と高橋年廣会長。内容は【1】防災についての講話【2】段ボールベッド組み立て【3】簡易テントの設置【4】水消火器訓練の4つの体験型教室とし、子どもたちが楽しく学べるようにスタンプラリー方式を採用した。

 当日は子どもと保護者41人が参加、4班に分かれてそれぞれ体験を行った。点呼を取り班員をまとめるリーダー役を務めた女児は「リーダーはちょっと大変だったけれど楽しく学べた」と笑顔。子どもの付き添いとして参加した母親からは「実際に体験できるのはありがたい。地域の人との関わりが持てるのもいい」と、高評価。終了後のあいさつで高橋会長は「今日体験したことを友達にも教えてあげて」と子どもたちに呼び掛けた。同社協では今回の結果を踏まえ、来年以降も定期的に実施していきたいとしている。

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