神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原高校 英語ディベート全国11位 過去最高、昨年は54位

教育

公開:2025年1月30日

  • X
  • LINE
  • hatena
出場メンバー(左から伊藤さん、田中さん、鏑木さん)
出場メンバー(左から伊藤さん、田中さん、鏑木さん)

 県立相模原高校が12月24日と25日に東京大学で開催された「PDA高校生即興型英語ディベート全国大会」に出場し、11位で入賞した。昨年の54位から大幅に順位を上げ、過去最高の成績を収めた。出場した伊藤陽人さん(2年)は個人でも、相手のスピーチ中に良い質問を多く行ったとして「ベストPOI賞」を受賞した。

 同大会は文部科学省などが後援するもので、全国から84校が集まった。3対3のチーム戦で4試合を行い、勝った試合数と個人点で順位が決められる。

 今大会では「日本政府は16歳未満のSNS利用を禁止するべきだ」「国連はLAWS(自律型致死兵器システム)の開発と利用を完全に禁止するべきだ」などの論題がその場で発表され、肯定側と否定側に分かれて議論を行った。

 相模原高校からは英語ディベート部の伊藤陽人さん(2年)、田中彩絵さん(2年)、鏑木優輝さん(1年)が出場した。伊藤さんは「(自身が)全国に出場したのは初めてで緊張した。その中でも11位がとれたのは嬉しい反面、反省点を見つけて次の大会に繋げたい。また、1年生も試合を見に来てくれて、いい機会になった」と話した。

連日他校と練習

 顧問の林弘一教諭は「11位で入賞することができたのは生徒の努力があったから」と話す。同部は平日の放課後に活動しており、ほぼ毎日、他校とオンラインで練習試合を行っている。

 即興型英語ディベートで相手に勝利するには場慣れすることも大切で、本番で力を発揮できるよう日頃からトレーニングを積んできた。他校の様々な先生にジャッジしてもらうことで、万人に通用するようなディベートができるようにもなるという。

 学年混合チームでの出場となったが、反省点などについて3人でしっかりとコミュニケーションが取れたことも結果につながった。田中さんは「部全体で協力して足りないところを補えた」と振り返る。

「トップとの差も」

 3人は目標としていたベスト8には届かず悔しさも感じている。

 同部は大会2位の渋谷教育学園渋谷高校との試合のみ敗北した。同校の高い英語力とスピードについていくことが難しかったという。

 集中力や詰め切る力など各自の課題も見え、次の大会に向けてこれからも練習を重ねる。

 次の大会は私立高校も参加する「日本高校生パーラメンタリーディベート連盟杯」の県大会で、2月8日に川崎市内で開催される。この大会の結果は全国大会の出場校選抜の際に考慮されるもので、同部は全国出場をめざして参加する。

さがみはら中央区版のトップニュース最新6

「民設民営」案を検討へ

アイススケート場最終報告

「民設民営」案を検討へ

有望候補地は相模原麻溝公園

5月15日

個別登校に切り替え

星が丘小学校

個別登校に切り替え

背景に「小1の壁」問題も

5月15日

市のAS(アンテナショップ)で紅茶など販売

障害福祉事業所アレスリーベ

市のAS(アンテナショップ)で紅茶など販売

背景に低工賃問題

5月8日

児童が記念キャラ考案

陽光台小学校

児童が記念キャラ考案

創立50周年祝う

5月8日

子育て・教育分野に注力

総合計画推進プログラム

子育て・教育分野に注力

都市経営戦略の策定見据え

5月1日

壊れた玩具「治療」し再生

おもちゃの病院

壊れた玩具「治療」し再生

区内11カ所で定期開院

5月1日

あっとほーむデスク

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

さがみはら中央区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook