さがみはら中央区 社会
公開日:2025.12.04
相模原市消防局
デジタルで人命救助を加速
避難者管理システム実証実験
相模原市消防局は11月20日、火災現場における避難者管理作業の大幅な効率化を目指し、新たな「避難者マネジメントシステム」を活用した実証実験を実施した。
災害発生時、避難者の状況確認に要する時間の短縮は、消防隊による救助活動の迅速化と正確性の向上に直結する。
今回の実験は、この課題解決を目的として行われ、消防職員や市職員ら約40人が避難者役として参加した。消防隊員7人がシステムを用いた管理作業を担った。
スマホ活用で情報を一元化
従来の火災現場では、避難者の確認や安否情報の収集を紙や口頭に頼る場面が多く、混乱が生じやすいという課題があった。
「避難者マネジメントシステム」は、避難者がスマートフォンなどから自身の安否情報や避難場所を登録することを可能とする。これにより、消防隊や関係者は現場でリアルタイムに避難者の人数や安全確認の状況を一元的に把握できる。
現場からの声
実験への参加者からは「数分間の取扱い訓練ですぐに操作に慣れるなど直感的に扱いやすかった」といった操作性への評価や「火災現場等の緊急時に使用する上で、登録に必要な入力情報が多い。入力情報は必要最小限度でよい」といった改善要望など様々な意見が寄せられた。
現時点でシステムを導入する予定はないが、同局は「火災現場等での多数避難者管理を確実・迅速に行うために、DX化など効果的な方法を研究していく」とし、デジタル技術を活用した防災力の強化に向けた研究を続ける方針だ。
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