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公開日:2026.02.06
瑞泉寺
名勝の庭園 再び
昨年の台風被害を修復
昨年9月の台風15号により大きな被害を受けた二階堂の瑞泉寺庭園が今週末に修復作業を終え、夢窓疎石が作ったという国の名勝が再びその姿を取り戻す。大下一真住職は「ひと安心ですが、同じような被害が起きないように管理に一層力を入れたい」と話す。
瑞泉寺の庭園を作った夢窓疎石は、鎌倉時代から南北朝時代に活躍した禅僧。多くの寺院を開山しただけでなく、天龍寺庭園や西芳寺庭園などを残し「日本初の作庭家」と称されているという。巨大な鎌倉石の岩盤に彫刻を施した瑞泉寺の庭園は、東に坐禅窟を設け、天女洞や貯清池、垂直の岩を落ちる滝など、鎌倉時代の「岩庭」を今に伝える貴重なものだ。国の名勝にも指定され、これまで同寺が厳重に管理してきた。
昨年の台風前にも、伸びた枝や増えすぎた木々の手入れを欠かさなかったというが、土砂災害警戒情報が出るほどの大雨により、庭園上部にあった大木と大量の土砂が池に落下。激しい濁りも発生するなど、大きな被害となった。
「あのような崩れ方は想定しておらず、本当にどうしようかと思いました」と大下住職は被害当時を振り返る。
国の名勝であるため、修復については文化庁に整備の方法を確認。大木の撤去から始まり、池や上部にある貯水場所の土砂の撤去、崩落場所の手当てなど、段階を踏みながら整備を行ってきた。
修復は1月末の時点でほぼ最終段階となり、「2月上旬には完全に終わる予定です」と、大下住職も安堵の胸をなでおろす。瑞泉寺は庭園の他にも梅や水仙で知られる。「今年は冬が温かく、水仙は背丈が低いですが、きれいな花を咲かせてくれました。梅もこれから見頃を迎えます。庭園とあわせて、ぜひ多くの方に見ていただけたら」と大下住職は笑顔をみせる。
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