さがみはら中央区 人物風土記
公開日:2026.01.22
「第17回さがみハート展」の実行委員長を務める
大野 ちひろさん
東淵野辺在住 49歳
人の笑顔が原動力
○…精神障害者の詩に画家や中学生が絵画を添える「さがみハート展」。3年前から実行委員として関わる中で、多数の推薦を受け選出された。「とにかく大切なのが実行委員みんなのモチベーションの維持。責任は倍になったが、やりがいも大きい」。柔和な表情に熱意をにじませる。
○…東淵野辺で育ち、高校卒業後は病院で看護補佐として勤務。主に手術室を担当し、早朝から深夜まで続く厳しい現場を経験してきた。「仕事以外何もできない日々でも、患者さんの笑顔が励みだった」。そのような中、高齢で通院が難しくなった夫婦から「今日で病院を離れる」と告げられたことが、後に人生の転機となる。「『私が迎えに行きますよ』と言いたかった。でも、看護補佐の立場では言えなかった」。無力感が忘れられず、4年前にボランティア活動を始めた。募集を見かけると積極的に応募し、傾聴ボランティアやごみ捨ての代行など、多様な分野に挑戦。
○…「人の笑顔を見ると、疲れなんて全部吹き飛びます」。原動力はずっと変わらない。金銭的事情から福祉サービスを利用できない人にも、「私を自由に使って」と声を掛ける。現在は午前中にアルバイトをし、午後はボランティアに奔走する日々。それでも迷いはない。「一生続けたい」
○…夫と大学生の娘、小学生の息子の4人家族。多忙ゆえ「家族も私の予定に振り回されています」と苦笑するが、「ボランティアを始めてから表情が豊かになったね」と言われたことを誇らしげに話す。活動を通じて自身の意識も変化した。今回の展示について「詩をきっかけとして当事者の思いに触れることで、誰もが同じ感情を持つ一人の人間だと感じてもらえたら」。静かに、しかし力強く語った。
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