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公開日:2026.07.23

やまゆり園事件 10年の節目 県が追悼事業 「共生社会」問い直す契機に

  • 献花台となるモニュメント

    献花台となるモニュメント

 緑区千木良の障害者支援施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から今年で10年の節目を迎える。県は、哀悼の意を表するとともに、事件の風化を防ぎ「ともに生きる社会」の実現に向けた決意を共有するため、7月25日(土)と26日(日)、追悼行事や講演、パネルディスカッションなどの関連事業を実施する。

 これまでは同園で実施してきた追悼式を、「より多くの方々に思いを寄せていただけるように」と今年はあじさい会館(中央区富士見)で開催(25日、午後1時30分から)。県、市、同園を運営する社会福祉法人かながわ共同会が主催する。式典は関係者のみで行われ、遺族や関係者らによる黙祷や追悼の辞、「ともに生きる社会かながわ憲章」の朗読、代表献花などが予定されている。

 追悼式後には、「誓いの集い」を開催。黒岩祐治知事による基調講演や、本村賢太郎市長による取り組み紹介、同園の永井清光園長による現状報告などが行われる。有識者らが参加する当事者目線の障害福祉をテーマにしたパネルディスカッション、未来に向けたメッセージも発信する(集いの参加受付は終了)。

デジタルで献花も

 26日には、同園の鎮魂のモニュメント前で、午前10時から午後6時まで献花を受け付ける。会場には、地域の自治会や小中学生らが追悼メッセージを寄せた約500基の灯籠が配置され、献灯も行われる。インターネット上で花を捧げる「デジタル献花」は8月31日(月)まで、県が開設しているともいき特設サイト(https://digital-kenka.townnews.co.jp/)で受け付けている。

 さらに、同日には同園の取り組みのこれまでとこれからを題材にした映像が公開される。

 県共生推進本部室の担当者は「津久井やまゆり園での事件から10年を機に、共生社会のあり方を改めて県民全体で問い直す契機としたい」と話す。

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