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さがみはら中央区・緑区 社会

公開日:2026.10.01

【SAGAMission〜ごみの減量化・資源化〜特別号】最終処分場 利活用・減量で延命化

  • 第2期整備地の過去と現在(写真提供/相模原市)

    第2期整備地の過去と現在(写真提供/相模原市)

  • 現最終処分場西側の農地が最も有力な候補地(画像提供/相模原市)

    現最終処分場西側の農地が最も有力な候補地(画像提供/相模原市)

 南区麻溝台にある一般廃棄物最終処分場は、市内の清掃工場で焼却された、家庭ごみなどから発生した灰や不燃物などを埋め立てる施設。現在、埋め立てが進む第2期の整備地は2037年度中に満杯になると見込まれる。延命のために市は、ごみの減量化や廃棄物の利活用に取り組む。また、次期最終処分場の「最も有力な候補地」として麻溝台が選定されている。

 一般廃棄物最終処分場は79年に、くぼ地を利用して新設された。埋立地の周囲は「鉛直遮水工」と呼ばれる水を通さないコンクリートで固められ、雨水の地下水への流出を防いでいる。処理場の下部には遮水シートと不織布が設置され、幾重にも周辺地域の環境保全に配慮している。

 第1期整備地は、79年4月から08年3月までで73万4600㎥の容量をいっぱいにした。埋め立て跡地は現在、7688枚の太陽光パネルが並ぶ「ノジマメガソーラーパーク」として活用されている。

 08年に埋め立てが始まった現在の第2期整備地には、1日約10台の10トントラックが搬入している。25年度末時点で、約50万㎥の容量の56%が埋め立てられている。

 「あと11年」と埋め立てまでのカウントダウンが迫る中、市は廃棄物の活用やごみの減量化に尽力し、延命化を進める。

 清掃工場から出る灰や不適物のほかに、ごみなどを高温で溶かして「スラグ」という人工の砂を生成し、道路材等への利活用も行われている。24年には年間約3000トンのスラグを生成し資源循環させた実績がある。このような取り組みや市民のごみの減量化などが功を奏し、計画当初は32年に最大容量に達すると見込まれていたが、5年の延命を実現した。

「最も有力」麻溝台に

 市は21年に基本構想を策定。人口減少やごみの減量化の実現を加味し、現処分場よりも約16万㎥少ない、34万1400㎥の容量を確保できる候補地の選定を進めてきた。

そして、次期最終処分場の候補地として、22年の審議会の答申から緑区根小屋に2カ所、南区麻溝台に2カ所の計4カ所を選出。4年間にわたり調査や地域住民との対話を進めた結果、今年3月に麻溝台を「最も有力な候補地」として選定した。

 土地利用条件や専門家による堆積物・地中埋設物の調査、公共下水道の処理水放流の調査を実施し、現在の最終処分場の西側に位置する区域を選定。面積約12ヘクタール(基本構想約9・4ヘクタール)のほぼ農地で、約100人の地権者がいる。

 同区域は埋立物が排出される南清掃工場に近いため運搬効率が良い点や、唯一樹木の伐採がなく自然環境への影響が少ないことなどから、最も有力な候補地となった。

 市は麻溝台を含む候補地4カ所の周辺のまちづくり会議や自治会員などに向け100回以上の説明を重ねてきた。

負担が一極化

 現在の最終処分場や清掃工場などの拠点が麻溝台に集中していることについて、市清掃施設課の担当者は「候補地が全市的に少ないのが現状。その中で特定の地域に負担がかかってしまっている」とし、「次の最終処分場が稼働している間に、次を造らない『埋立ゼロ』を目指して資源化などに取り組み、次を本当の最後にできれば」と話す。また市民に向けて「立地としては麻溝台にあるが、市全体のごみが集まる場所ということを認識し、『分ければ資源、混ぜたらごみ』を合言葉にさらなるごみの減量化・資源化に取り組んでもらえたら」と呼び掛けている。

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