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公開日:2013.05.02

相模の大凧まつり
「驚き」「感動」のロマン飛行
4日(土)、5日(日)相模川  "絆""誇り"天高く

  • 「相模の大凧まつり」は、子どもの健やかな成長を願い、端午(たんご)の節句に大凧を揚げる、新磯地域伝統の催し。写真は昨年5月5日の様子(写真コンテスト入選作)。昨年は2日間でのべ16万人が来場した

 相模川上空を遊泳する、4基の大凧−。地域の仲間との絆、江戸時代後期からの伝統を継承する誇り、そして男のロマン…。そんな万感の想いを胸に、南から来る風を彼らは待っている。5月4日(土)、5日(日)、「相模の大凧まつり」が南区新戸・磯部地先の相模川河川敷で開催される(主催/同実行委員会)。揚げられるのは新戸(しんど)、勝坂(かっさか)、下磯部(しもいそべ)、上磯部(かみいそべ)の4会場。歓喜の瞬間が、今年もいよいよ2日後に迫ってきた。

新戸・勝坂・下磯部・上磯部 4会場一斉 大迫力の祭典



 竹で骨組みを作り、そこに張り合わせるのは和紙。糸(綱)は、昔ながらの麻などから成る。凧はいたってシンプルな日本古来からの伝統的な遊びだ。



 しかし、シンプルだからといって“単純”ではない。最大で128畳ほどの大きな凧だ(14・5メートル四方)。その場合、揚げるのに100人の人員は必要となる。そしてもちろん、風がないと揚がらない。タイミングよく、凧を上手に操作する、連携のとれたチームワークも重要だ。「普通に考えて、あんな大きさの凧が揚がるなんて驚き。何十年もこの地域で、大凧揚げを見てきたけど、成功することの方が少ないよ」と、ある関係者は話す。



 その難しさは百も承知。だから男たちは毎年、糸の取り付け方、凧のしならせ方を工夫する。時には軽量化を図る。その手法は代々、先輩から引き継がれ地域の知恵や技術として、大切に継承されてきた。天保(てんぽう)年間(西暦1830年ごろ)からの伝統は彼らの誇りだ。



 だから揚がったときは、男たちにとって、まさに「歓喜の瞬間」なのだ。この2日間のために、半年以上かけて準備を重ねる。大凧は、竹も紙も使いまわすことのない、基本的にその年一回限りのものだ。



 掛け声とともに、地表から持ち上がった大凧が、天高く雄大に舞い上がって行く−。その瞬間は大きな拍手を送って欲しい。過去には滞空6時間を超えたことも(2002年)。今年も会場の全員で感動を分かち合いたい。



 河川敷には、4月から大凧の骨組みが置かれている。当日そこに、今年の題字「彩風」の2文字が描かれた和紙を貼り付ける。そして、事故なく凧揚げができるよう無事を祈って、大凧の4隅に御神酒(おみき)がまかれる。



 これで、準備は万端。後は南風を待つだけ。大空を舞台にした、大迫力の祭典が今年もはじまる。

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