女子サッカー・なでしこリーグ1部のノジマステラ神奈川相模原は14日、創設から7季にわたってチームを率いてきた菅野将晃監督(58)が、今季終了をもって勇退し、下部組織の総監督である野田朱美さん(49)が後任を務めると発表した。
菅野監督はJリーグで活躍した現役時代を経て、1995年に指導者に転身。湘南ベルマーレなどで采配をふるった後、09年から東京電力女子サッカー部マリーゼの監督に就任した。
同チームは11年の東日本大震災をきっかけに休部。その後、ノジマからの誘いを受け、12年のチーム創設に参画した。ノジマでは監督兼ゼネラルマネージャーとして、強化も担当。山内渉代表と二人三脚で、「県内初の、なでしこリーグ1部昇格チーム」をめざした。
7季目で1部上位に
山内代表をして「菅野マジック」と評されるその手腕は、ノジマでもいかんなく発揮された。県リーグからスタートしたチームは、5季目となる16年に2部リーグ優勝と1部昇格を達成。1部初挑戦の昨季はリーグ8位と苦戦したが、皇后杯で準優勝し、チームは自信を深めた。迎えた今季は過去最高となるリーグ3位で終了した。
勇退にあたり菅野監督はノジマのHPで「これまでの歴史は、チーム創設から在籍した延べ44人の選手達が築き上げたもの。そしてサポーター、スポンサー、ボランティアの方々に支えられての結果だと思います。7年間本当にありがとうございました」とコメント。山内代表は「チームを成長させてくれた菅野監督の功績をたたえ、ノジマステラの歴史にその名を刻みたい」と感謝を示す。
ノジマは25日(日)に皇后杯2回戦に臨み、菅野監督のもと元日の決勝をめざしている。
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