新型コロナウイルスの感染拡大に伴い市内の小中高校が臨時休校となるなど市民への影響が広がる中、民間企業による子ども向けのサービスを中心とした支援の輪が市内でも広がっている。
ゴルフ練習場を開放
麻溝台のゴルフ練習場「ツアーズゴルフ」(瀬戸宏一ゼネラルマネージャー)では、3月末までの期間、10歳から18歳までの子どもたちを対象に施設の無料開放を実施している。
始めたきっかけは、小学4年生の女子児童を育てるスタッフの提案によるもの。「小学校の休校を娘から聞かされて驚いた。共働き世帯ということもあり、同じように困っている家庭が多いと思った」と開放を思いついたという。
練習場には屋内にシミュレーション打席のほか、屋外にグリーンやバンカーなどがある。スタッフが見守る中で、ゴルフクラブを握ってゴルフを楽しむことや、体を動かしてのびのびと過ごすことができる。スタッフは「青空学校のようなイメージ。宿題もしながら、ゲーム感覚でゴルフを楽しんで興味を持ってくれたら嬉しい」と話す。
対応日時は3月中の月曜から金曜、午前6時から午後6時(金曜のみ午前10時から)。面談の上、利用方法などを判断する。問合わせはツアーズゴルフ【電話】042・705・1723。
弁当宅配に配慮
東林間の総菜・弁当店「あさのや」(秋山麻美店長)では、休校により自宅に待機している子どもたちへの宅配利用を呼びかけている。
体調不調の人に対しては、直接渡さないようにドアノブにかけるなどの対応を取っており、回復後に精算を行うという。秋山店長は「私たちが感染を防ぐ努力をしないといけないが、感染をさせたくないと思っている方も多いはず」と話す。
もともとはインフルエンザなどの感染を防ぐための措置だったが、今回の感染拡大を受け実施を表明している。同店の宅配ドライバーは5人ほど。全員が女性で、子育ての経験などから、赤ちゃんが睡眠中には玄関のチャイムを鳴らさないなどの配慮を行っている。秋山店長は「常にお客さまとスタッフ両者のためになることを考えている。早く終息することを願っている」と話した。問合わせはあさのや【電話】042・701・7969。
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