神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

2020年度市民文化表彰を受賞した 永保 固紀(もとのり)さん 中央区水郷田名在住 77歳

公開:2021年1月14日

  • X
  • LINE
  • hatena

活動の根底に「宗教家精神」

 ○…田名幼稚園園長をはじめ、県私立幼稚園連合会会長などを歴任し幼児教育の向上に尽くすともに、一昨年まで開催された「泳げ鯉のぼり相模川」の実行委員長として市の観光振興に努めた功績などが評価され今回の受賞となった。園での活動などが奉仕活動を含め評価された点に触れ、「業界としてもありがたく光栄」と謝意を示す。

 ○…曹洞宗宗祐寺の4人兄弟の長男として生まれた。田名小、大野北中、横浜翠嵐高を卒業後、駒澤大学仏教学部に進学。大学院では教員免許も取得した。大学院時代に父と幼稚園を設立。副園長として子どもたちを教育する傍ら、相模原高校では非常勤講師として3年にわたり教鞭を執った。33歳のときに第22代の住職に。40代半ばで後継として「泳げ鯉のぼり」の実行委員長を任され、15年務めた。請け負った役職は数知れないが、どれも全力投球でこたえて来た。

 ○…「自分の時間などない。息抜きも特にない」と笑う。息子2人、娘2人に恵まれるも、「寺は留守にできない」性質上、家族で旅行することもままならなかった。家庭での教育にもあまり口を挟まず、「健康に留意し、後世に結果を残せるように」とだけ言い伝え、それぞれの成長を促してきた。

 ○…全ての活動の根底には宗教家としての使命感が宿る。宗教家として、教育、文化の発展に思いをめぐらし、中でも最も危惧するのは働き手不足による子育ての劣化。待機児童対策が二の足を踏む中、子離れではなく、子放しになっている現状を憂い、地域で子どもたちを見守る「地域教育力」の向上に力を注ぐ決意だ。「今後もやることは変わらないよ」。これからも「宗教家精神」を貫き、求道者として人々を導く。

さがみはら南区版の人物風土記最新6

東 正充(あずま まさみ)さん

相模原商工会議所青年部(相模原YEG)の第28代会長に就任した

東 正充(あずま まさみ)さん

南区在住 42歳

4月25日

高柳 和富さん

自宅で「レコードを聴いて音楽を楽しもう」を開催する

高柳 和富さん

相模台在住 65歳

4月18日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月11日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月28日

中本 茂美さん

ソレイユさがみで「お父さんのための読み聞かせ講座」の講師を務める

中本 茂美さん

松が枝町在住 72歳

3月21日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook