さがみはら南区 社会
公開日:2026.04.28
市ケアラー条例、実効性求める 支援カフェ運営、山田さんに聞く
家族の介護や世話を無償で担う「ケアラー」を社会全体で支える「相模原市ケアラー支援条例」が4月1日に施行された。ケアの責務を一人で背負い、ケアラー自身が人生を損なうことがないよう、地域や行政が担う役割を明文化している。
2018年から家族介護者の交流の場を提供するケアラーズカフェ「モンステラ」(相模台)の山田由美子さんは、条例を「支援のきっかけ」と評価しつつも「作って終わりではない」と実効性を求めている。
居場所作り後押しを
議員提案による今回のケアラー支援条例は、発案から制定まで9カ月という短期間で実現した。山田さんは「すぐに具体的な支援策が講じられるわけではないが条例の制定により予算化へのきっかけになる」と語る。
山田さんが期待を寄せるのは常設のケアラーズカフェが増えること。「カフェを開所して8年から9年ほど。一番感じているのはケアラーの方が気持ちを吐き出せる場が本当に必要だということ」と話す。
県のウェブサイトによると、市内のケアラーズカフェは山田さんの所を含めて3カ所。「拠点の立ち上げは費用面でも大変。補助が出れば団体の後押しになる」と願う。
また条例策定に向けて昨年行った市議との意見交換の場では、具体的な支援策を作るときは、当事者や元当事者の声を反映することを要望した。「本当に必要な支援が当事者に届くように。行政も縦割りではなく、関係機関が情報や課題を共有する仕組みを作ってもらいたい」と力を込める。
相談体制整備が急務
今回、条例案作成に携わった市議は「ケアラーが孤立せず、声を上げやすい社会を作ることが急務だった」と語る。
市内にはケアラーの相談に専門的に応じる公的な窓口はなく、実態は把握できていない。そのような中、条例には「ケアラーに対する相談支援体制の整備とその周知」や「ケアラーの休息の確保、負担軽減」などを実施する施策として掲げている。市議は「協議会の設置や具体的な支援策の策定も行政にしっかり働きかけていく」と語る。
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