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公開日:2026.10.29
相模原市議会 図書室機能強化が評価 政策コンの優秀賞に
相模原市議会が進める議会図書室の機能強化が、全国の政策コンテスト「マニフェスト大賞」の優秀賞に選ばれた。司書の配置と市内の図書館ネットワークへの参加により、議員の調査研究を支えるとともに、市民も資料を利用しやすい環境を整えた点が評価された。
議員、市民の利用環境整備
議会図書室は、地方自治法に基づき設置され、議員の調査研究に役立つ図書や刊行物などを収集・保管する施設。相模原市議会では政府刊行物、地方自治行政に関する図書など約4800冊を所蔵し、本会議の会議録や過去の議案も閲覧できる。市役所本館2階にあり、市に在住、在勤、在学の人は議員の調査の妨げにならない範囲で閲覧できる。
ただ、それまで「議会運営上必要な図書や資料が整理されておらず、利用に不自由が発生している」という課題があった。これに対し市議会は本を保管するだけでなく、必要な情報を議員に届け、政策に生かしてもらえる図書室を目指し、機能強化に乗り出した。
その柱の一つが、常勤司書の配置だ。必要な資料や過去の事例を調べ、議員の相談に対応する。2024年4月に初めて配置された岩永知子さんは、資料や情報を探して提供する「レファレンスサービス」を得意とし、議員の「こういうことを調べたい」という相談に応じている。
もう一つが、市内の図書館ネットワークへの参加。25年4月、議員は市内各館の本を議会図書室に取り寄せて借りられるように。一方、26年4月、市民は議会図書室の貸出可能な本を検索し、身近な図書館などで受け取れるようになった。今回のコンテストではこの取り組みは「市民参加を促している」として評価をされた。
受賞を受け、大槻和弘議長は「取り組みを知ってもらうことで、議会への関心やさらなる市民参加につながることを期待している」と話した。岩永さんは、利用する議員を増やすことや、司書の専門性と取り組みを継続していくことを、今後の課題に挙げる。
マニフェスト大賞は、政策本位の政治と生活者起点の政策を推進するため、2006年に始まった。首長や議員、議会などからの応募を大学教授らが審査。今回はノミネートされた90件のうち、相模原市議会を含む22件が優秀賞に選ばれた。11月21日(土)に都内で大賞などが発表される。
なお、阿部善博市議による個人の議事録サイトの立ち上げ等もノミネートされた。
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