ロープジャンプ小学生No.1決定戦で世界一になった「旭ジャンピング∞」の主将 小杉 龍司くん 緑区橋本在住 旭中学校1年生
心を一つにして掴んだ世界一
○…「自分たちでも信じられない集中力で競技にのぞめ、皆の気持が一つなったので、練習でも出したことのない成績で優勝できました」と嬉しそうに振り返る。2年越しの世界一を目指した今大会。会場が八王子と、近場で行われたこともあり、学校の仲間や先生をはじめ、父兄や関係者、2年前の全国大会へ出場した先輩など、100人を超える大応援団が応援にかけつけた。その声援を背に、決勝では3戦ともノーミスで飛び切り、8000ポイント以上の高得点も記録。「勝った瞬間よりも、表彰されて多くの人が喜んでくれる姿を見たときのほうが嬉しかった」と話す。
○…男女、学年が違う20人が入り混じり、選手をまとめるのは苦労も多かったという。「みんなの助けがあったので、ここまで頑張ってこられた」と仲間に感謝する。元来、積極的な性格ではなかったが、クラス担任でもあった上野大志教諭に出遭って少しずつ変わっていった。学級委員もこなすなど、学校でもリーダーシップを発揮するようになり、今回の主将にも自分から立候補した。「大会1月程前、練習態度を指摘され、キャプテンを降ろされたこともありました。それ以降は必死に練習しました。今思ってみれば、上野先生の作戦だったのかなあ」
○…旭小学校は旭中、二本松中に分かれる上、私立の中学校に進学する生徒が2割近い。この4月からチームの仲間は別々の道を歩んでいる。「小学生の最後の最後で、仲間全員が勝つという目標を持ち、その通りに実現できたので良い思いでなった」と喜ぶ。
○…足も速く、運動会ではリレーの選手で活躍するなどスポーツ万能。夢はプロのサッカー選手で、旭中学校ではサッカー部に入部予定。「小学生の時は、地元のクラブチームでずっとFWをしていましたが、これからは、ゲームを組み立てるMFにも挑戦していきたい」としっかりした口調で話してくれた。
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