神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

50年に一度の"奇跡" 高さ7mの茎から竜舌蘭(りゅうぜつらん)が開花

社会

公開:2012年8月23日

  • LINE
  • hatena
小倉に住む中川さん宅の竜舌蘭。植えてから約50年でようやく開花(8月17日撮影)
小倉に住む中川さん宅の竜舌蘭。植えてから約50年でようやく開花(8月17日撮影)

 区内小倉の中川武さん(74)宅で高さ7mほどの茎から竜舌蘭の花が咲いた。

 竜舌蘭は、リュウゼツラン科の植物で、もともとはメキシコなどの熱帯地域が原産。学名は”Agabe”で、テキーラなどの原料にも使われている。葉が、実在したら竜の舌に似ているだろうということからその名を付けられた。この植物の特長は、”センチュリープラント”と呼ばれるほど成長が遅く、100年に一度花を咲かせること。実際には100年に一度ということはないものの、数十年に一度だけ、6m〜8m近くまで伸びた茎から花が咲き、一生を終える。花屋さんなどでもその花をほとんど見たことがなく、一般家庭で開花まで見られるのは珍しいという。

 中川さんが自宅に竜舌蘭を植えたのは約50年前。「手の平大のサボテンのような株を知り合いからもらった」。手入れなど何もせずにいても、年月が経つにつれ、葉が大きくなっていった。「家族から邪魔だから捨てよう」と言われたこともあったそうだが、ある日、新聞で竜舌蘭の花が咲いたという記事を見て「うちのもこれだ」とその時初めて気づき開花を待っていた。

 様子が変わり始めたのは、5月末頃。突然茎が空に向かって伸び始めた。7m近くまで成長していった8月6日、ついに待望の花が咲いた。「本当に咲くのかと思っていたからびっくり。50年でようやく花が観れて良かった」と中川さん。茎の下の方の花はすでに枯れてしまっているようで、「8月いっぱいは咲いているのでは」と話している。 
 

数十年に一度しか咲かない貴重な花
数十年に一度しか咲かない貴重な花

さがみはら緑区版のローカルニュース最新6

春と共に訪れる楽しい一日

【Web限定記事】

春と共に訪れる楽しい一日

相模湖やまなみ祭

4月23日

違和感察知し詐欺防ぐ

違和感察知し詐欺防ぐ

みずほ銀行に感謝状

4月22日

上九沢で「談地まつり」

上九沢で「談地まつり」

500人の来場でにぎわう

4月20日

二本松商店街が寄付

二本松商店街が寄付

能登半島へ義援金

4月19日

野菜苗・花苗を育ててみよう

野菜栽培を体験

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook