さがみはら緑区版 掲載号:2020年10月22日号 エリアトップへ

メグジェラート 「地場産スイーツ食べに来て」 素材の味 最大限生かす

社会

掲載号:2020年10月22日号

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「メグジェラート」は恵美さんの名前から
「メグジェラート」は恵美さんの名前から

 きなこ、白イチジク、ブルーベリー…、これらはキッチンカー「メグジェラート」で出される緑区産の食材を使ったフレーバーの一例だ。製造から販売まで、1人で店を切り盛りするのは、区内在住の塩田恵美さん。旧相模湖町で生まれ育ち、一度は都内に出たが、7年前に地元に戻り結婚、現在一児の母だ。自然あふれるこの土地での暮らしには満足しているが、「公園や出かけた先で、娘と一緒に食べられるスイーツがない」と常々思っていた。緑区は農産物の宝庫。しかし、それらを活用した銘菓やスイーツが少ない。塩田さんは一人娘がこども園に入った約2年前から、「食べるなら子どもも大好きなジェラートがいい。ないのなら自分で作れないものだろうか」と思案するようになった。

 店舗での調理経験がなかったため、八王子市にあるジェラート専門店2軒に弟子入りし、製造工程を一から叩き込んだ。客前に出すときに最適な舌触りになるよう、その日の気温によって冷凍庫内の温度を管理するのが難しいという。また、緑区産の食材でジェラートと相性のいいものを探し出し、生産者と交渉、香料・着色料を使わず素材の味が一番引き立つ配合を研究し、開店準備を進めた。津久井在来大豆から作ったきなこ、津久井で採れた白イチジク、大島などから仕入れたブルーベリー。現在、塩田さんが作るジェラートのうち約5割が区内で採れたもの。「どれも生産者が丹精込めて作った素材。その想いを引き継ぎ、心のこもった美味しいジェラートを作りたい」と熱を込める。

 今年3月に長竹のオギノパン工場の駐車場に初出店。コロナでの休業期間を乗り越え、6月から再出発した。現在は修行先のジェラート店の製造室で販売分を仕込み、アリオ橋本などで販売している。製造工程や出店予定などを投稿するSNSを見た客が横浜から買いに来たこともあり、着実に「メグジェラ」ファンが付いているようだ。「夢は津久井湖のほとりで店を構えること。藤野産の柚が美味しいので、次はこれでジェラートを作りたい」と塩田さん。地場産の食材の美味しさを広めるため、今日もキッチンカーを走らせる。

 問い合わせは同店インスタグラムなどSNSから。
 

今が旬の紫芋&焼きりんご
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