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ワクチン予約に"救世主" 法政大生がリモート代行

コミュニティ社会

公開:2021年6月10日

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リモートで代行作業を行う法政大の学生
リモートで代行作業を行う法政大の学生

 「電話もつながらないし、インターネットはよくわからない――」。

 法政大学多摩キャンパス(町田市)の現代福祉学部の保井・今井ゼミの学生らは5月27日、新型コロナウイルスのワクチン接種に際し、インターネット利用が困難な高齢者に代わり、予約作業を行った。

 今回代行を依頼したのは、若葉台にある「若葉台住宅地」の住人たち。相模原台地を見下ろす高台に造成された住宅地で、1970年代後半から一気に入居を開始したため、時代の流れとともに少子高齢化が進んでいる。2017年には、同住宅地に暮らす住人らによる有志団体「若葉台住宅を考える会」(柳井正晴代表)が発足。今回は、以前から研究協力などで交流のあった同ゼミに同会が打診し、学生ら11人が応援に駆け付けた。

 当日は、東京都に発令されている緊急事態宣言に伴い、主にリモートで実施。現地には2人の学生が行き、住民の接種券や希望日時などの内容を確認。伝達を受けたリモートスタッフが予約作業に当たり、代行希望のあった34人全員の予約を完了させた。

 協力した学生からは、「サーバーが応答しなかったときは焦ったが、無事予約を完了することができて安心した。直接会えない中でも、こういった形で地域の方の力になれていたら嬉しい」という声や、「このような緊急事態に学生として協力できたことはとても光栄であり、貴重な経験となった」といった声が聞かれた。一方の「若葉台住宅を考える会」の柳井代表は「時間との競争だったので、大勢の学生さんが手伝ってくれて本当に助かった」と感謝の言葉を述べた。

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