さがみはら緑区 教育
公開日:2023.10.19
青和学園
「青」のパンフで地域活性化
生徒が手作り 「来る人増やしたい」
義務教育学校の市立青和学園の9年生が青根・青野原地域の魅力を発信するパンフレット「相模原の青」をこのほど作成し、緑区の店舗、施設などで配布している。
このパンフは、地域の活性化について学んでいる9年生が2年前から取り組んできたもの。青根・青野原地域に来る人を増やすにはどうしたら良いかを考え、地域のフィールドワークなどを経てパンフ制作に着手。青根地域観光活性化委員会や青野原観光活性化推進委員会などの協賛を得て準備を進めた。
パンフは蛇腹六ツ折り。手軽に持ち運びができるサイズに仕上げた。表面は地図、裏面はキャンプ場や飲食店などのスポットを13カ所紹介している。「この地域は市内でもキャンプ場が多いので、それをPRしようと思った」と経緯を話す。
完成に「安堵」
制作は昨秋から取り組んだ。地図は制作に苦労した一つで、いろいろな人に意見を求めながら、目印となるスポットを書き入れて分かりやすくしたり、空いているスペースに交通情報を入れるなど工夫した。さらに、裏面のスポット紹介は生徒が取材、撮影を担当し編集、校正まで手掛けた。「一から話を聞いて作っていき、自分たちで推敲して直すのが難しかった」と振り返る。パンフは7月中旬に完成。夏休みに学園生が手分けして設置協力店に届けた。完成した時には「安堵感があった」と口を揃える。パンフを設置した店舗からは「足りないから追加して」という声もあるという。
当初は20〜30代を対象に作ったが、アンケート結果から手にした人の多くは40代以上だったことが分かった。生徒は「20から30代の人たちはSNSを主に使っていると思うので、SNSを使った宣伝ができれば」と今後についても話した。
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