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さがみはら緑区 人物風土記

公開日:2023.11.02

Super Open Studio NETWORK(スーパーオープンスタジオネットワーク)の代表を務める
吉岡 知秋さん
東京都在住 33歳

アニバーサリー成功に尽力

 ○...「私たちも年に1度のお祭り気分で楽しんでいます。たくさんの人に来てほしい」。今年で10周年を迎えるアートプロジェクト『SUPER OPEN STUDIO』に参加して7年。2021年からは相模原周辺のスタジオを束ねる組織の代表に。「実はじゃんけんで決まったんですよ」と笑う。始まりこそ遊び感覚だったものの3年目の今、代表の姿が板に付いてきたよう。今年はアニバーサリーイヤー。イベント準備に加え、書籍作りのサポートやラジオ出演など多忙な毎日だ。「アーティストのイベントが10年続くことは珍しい。そこに参加できて本当にありがたいです」

 ○...川崎市生まれ。小さい時から絵が得意で中高生時代は「コンクールに出せば何かしらの賞はもらっていたかな」。運動も好きで幼い頃はクラシックバレエに通い、中学では新体操部に所属した。それでも油絵の道を志したのは「アートに救われたことがあった」から。「昔の人の作品が、今の人を救うこともある。自分も誰かに影響を与えられるようなアーティストになりたい」。普通科の高校から浪人生活を経て多摩美術大学へ入学。卒業後は八王子のスタジオを拠点とし制作活動を続けている。

 ○...スタジオには週に3日ほど通い、ほかの日は「松屋でバイト」の日々。1年前、祖母や母に習って始めた編み物は集中できる癒しの時間だそう。K-POP、特にBTSが好きで「私、アーミーなんです」と照れ臭そうな顔を見せた。

 ○...自分の在り方より「制作活動を続けて良い作品を残す」ことが目標。組織の仲間には刺激を受けることも多い。「今年はアーティストたちが、いつも以上に盛り上っていると感じる。このままの勢いで成功させたい」と意欲を見せた。

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