町田 人物風土記
公開日:2014.09.04
女子プロレスラーで活躍し、現在保育士の夢を目指し続ける
尾崎 まゆみさん
リングネーム「尾崎魔弓」さん 45歳
「悪役レスラー」第2の夢へリングイン
○…週に5日は「悪役プロレスラー」、残りの2日はその仮面を外し、昔からの夢である保育士の道を目指す「学生」として奮闘中。本格的な勉強は高校中退以来の挑戦。久しぶりの試験勉強に苦労するが「勉強は嫌いだったけど、諦めるのはもっと嫌い」と決意を固める。町田の通信制高校・専門コースに通い、夢を追いかける日々が続く。
○…保育士資格に必要な高卒認定試験は、昨年挑戦し合格。通信制高校で勉強に励んだ。「まさか親子ほど年の離れた学生と朝早く、勉強を教え合うとはね」と笑顔で振り返る。「みんなと一緒だったから頑張れた」と年の離れた仲間へ感謝し、同じく仲間と乗り越えたプロレスラーとしての下積み時代を思い出す。
○…テレビで憧れていた『第1の夢』へと進んだのは17歳。新設された「ジャパン女子プロレス」のオーディションに参加し、2000人以上の中から合格した。身長制限には足りなかったが10cmの上乗せをし、通過。「どうしてもなりたい夢だった」と振り返る。女子プロレス一本で進むため高校を中退したが、最初の寮生活は「恐ろしくなるほどきつかった」。プレハブの練習場には竹刀を持った鬼コーチ、水も満足に飲めないきつい練習、毎日誰かが泣いていた。「同期と励まして励まされて、なんとかね」と苦難を乗り越えた鍵を『仲間』と再度重ねる。念願の女子プロレスラーとしてのデビュー戦が叶った時、与えられた役は『悪役』だった。「最初は嫌だったよ。でも一番はステージの歓声が最高だったね」。気づけば自身を「悪玉」と称し、28年間の選手生活を「悪役」で走り続けてきた。
○…現在は自身で立ち上げたプロレス団体の代表を務め、若手の育成を見守りながら運営にも力を入れる。プロレスの練習、学校、忙しい『2つの夢を追う生活』。「夢が2つ叶う人はあまりいないでしょ。諦めないよ」と、挑戦し続ける『夢』を語る瞳は輝いている。
ピックアップ
意見広告・議会報告
町田 人物風土記の新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












